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「なんとまぁ、君があの？ロンからよく話は聞いているよ」
ハリーが名乗るとウィーズリー氏は感嘆の声をあげ、それから促すように私を見た。
「A・フリントです」
「フリント？あぁ、君のお父さんとは何度か法整備の話でやりあった事がある…お母さんは元気かな？」
「アーサー、覚えていないの？この子の母親は…」
モリーさんの言葉に、はっと申し訳なさそうに口をつぐんだ。おそらくウィーズリー氏の言うお母さんとは、既に他界してしまった方の母の話だろう。気にしてませんと私が言うと、それでも少し気まずそうに椅子を座り直した。
「ところで、いつ来たんだね？」
「今朝ですよ。夕べ息子たちが貴方が魔法をかけた車で、ハリーとAを連れて来たんです」
「やったのか？上手く飛んだか？」
「えぇ」
ハリーがすかさず頷いた。それを見てモリーさんの目から火花が散るのを見てウィーズリー氏は口ごもった。
「そ、それは、おまえたち、イカン___そりゃ、絶対イカン……」
「2人にやらせとけばいい。来いよ、2人とも。僕の部屋を見せよう」
魔法でひとりでに食器を洗うブラシの元に皿を置いて、私たちに言った。台所を抜け出し、狭い廊下を通って凸凹の階段にたどり着いた。
その階段の上の方、3番目の踊り場のドアが半開きになっていて、中からこちらを見つめる愛らしい瞳が2つ、覗いていた。
「ジニー！」
私が手を振るとドアはピシャッと閉じられてしまった。
ロンが呆れたように笑って、自室へと案内してくれた。
「ウーン…女の子を部屋に入れるなんてとんでもないって思ってたけど、君になら見せても全然平気だな」
「ちょっとそれ、どういうことかしら」
「つまり君たちが素晴らしい友達だってことだよ」
ハリーがさりげなくフォローを入れ、ロンはそれに首がもげるほど頷いた。
「ごひいきのクィディッチ・チームかい？」
「チャドリー・キャノンズさ」
ロンの部屋の中は何から何までオレンジ一色だった。壁全体を覆い隠すようにそのチームのポスターが貼られているからだ。
教科書類は隅のほうに追いやられ、代わりに絵しか描かれていない本が部屋を占拠していた。窓辺で、太った灰色のネズミが寝息を立てている。
「Aやハリーの部屋みたいじゃないけど…」
「僕、こんな素敵な家は生まれて初めてだ」
「私もそう思うわ。日当たりも良くて最高よ」
ロンは耳元をぽっと赤らめ、嬉しそうにニッコリと笑った。
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まな(プロフ) - とても面白くて続きが気になります！更新気長に待ってます！ (6月29日 21時) (
レス) @page28 id: 0028381799 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - まるさん» フレンド申請を私のほうでやらせていただきますね!すると通知が来ると思うので、そこをポチッとなです☆ (2022年4月17日 22時) (レス) id: 6ae6cf354a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 平凡な人さん» こんばんは、コメントありがとうございます！本当にドラコは可愛いですね…。フレンドのお話是非お受けしたいのですが、疎くて方法がわからないです。教えてください🙏 (2022年4月17日 22時) (レス) id: 91e2d78cc8 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいております!ドラコ可愛いですよね!!フレンドなりませんk(((( (2022年4月16日 22時) (レス) @page13 id: 6ae6cf354a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2022年4月6日 20時
