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203億 ページ16

降谷side


「安室さんっ!…て、Aさんどうかしたの!?」

「いや、寝てしまっただけだよ」

「いきなり寝たの!?」



ポアロから勢いよくでてきたコナンくんは、今の状況に驚きを隠せてない。

俺の腕の中にはスースーと寝息をたてて寝ている間抜けな愛しいバカ。

それをそっと横抱きして、その際こいつの顔にかかった前髪をそっと手のひらで流す。
…この青いピンは、ハギが贈ったものだと、こいつは言っていた。




「Aさんは疲れていたしね、珍しいことだけど」

「…そうだね、それだけ安室さんは信用されてるってことかな」

「信用、ね」

「だってあのAさんだよ?ヘラヘラしてて、隙だらけと思えば、全くなくて。
そんなAさんが隙を見せる人なんて、きっと安室さんくらいだよ」




はは、そうかなっと笑って先程こいつがボソリと呟いた住所に向かため、タクシーを呼ぶ。…起きないもんだな。

コナンくんは毛利探偵と一緒に、捜査を続けると言った。俺も、こいつをおくったら仕事に行かなくてはいけない。




「…ここに住んでたのか」




誰にも知らされていなかった、こいつの本当の家。
そりゃ深く深く調べれば出てくるが、誰が好き好んで好意をよせている女の家を調べる。ストーカーじゃないんだし。

高層マンションで、確か何号室かも言っていたはずだ。
タクシーからまた横抱きして、フロントに入る。すると窓口に人がいたので、ぺこりと笑顔で軽く頭を下げるとその人は驚きながらも頭を下げた。

確かフロントの鍵番号を呟いていたので、それをどうにか打って、中に入り、エレベーターで部屋へ。

部屋にの前について、鍵を開けるためにこいつの指紋がいるので、ひょいっと腕を上げて指紋を通す。

本当にこいつ、危機感があるのか無いのか。




「っしょ」

「…んっ」




寝室へ行き、ベッドの上に降ろすと、やっと起きるかと思われる声を出したがまた静かな寝息を立てて寝た。

…おいハギ、こいつなんでこんなに無防備なんだ?お前と一緒にいた時もこんな感じだったのかよ。


…大変だったんだろうな、お前も。

.

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こたきんぐ(プロフ) - ありばばさん» こちらこそ読んで頂きありがとうございます!!泣いてくれたんですね…少しでも心動かせたみたいでマジで嬉しいです!番外編の方もし未読でしたら、お暇の時にぜひ! (2022年8月12日 20時) (レス) id: 7882bc78cd (このIDを非表示/違反報告)
ありばば - 良作をありがとうございます…!本当好きです、マジで、マジで!!一時はどうなるかとハラハラハラハラしてました泣きました。もっかい見ます (2022年8月11日 11時) (レス) @page47 id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - \(^o^)/さん» もったいないお言葉です…。ありがとうございます!笑 (2022年1月23日 2時) (レス) id: 3277e9d770 (このIDを非表示/違反報告)
\(^o^)/ - 神作品とはこのこと、、、!!!679を680にしてやったぜ! (2022年1月19日 23時) (レス) @page47 id: 111ab3751f (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 眠夢_さん» ええありがとうございますー!!笑笑 その水拭いて差し上げたい…( ˘ω˘ ) 少しでも心動かせたようでよかったです笑笑 (2021年10月4日 15時) (レス) id: 3277e9d770 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/  
作成日時:2019年4月5日 11時

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