＊* 海 の 家 の お ん な の こ @ WEST # 2016

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　 シェアハウスのテラスから見える海は




　 月に照らされて、一層綺麗に見える。









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重 「何してるん?」









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後ろを振り向くとしげがいた。









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　 「しげも海見る?」



重 「しゃーない、一緒に見たる」









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なんでそんなに上からなの?って聞けば




　 重岡様やもん。だそう。笑









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重 「Aはほんまに海が好きやな」



「うん、大好き」









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しげも昔から海が好きみたい









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　 「綺麗...。」








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重 「俺は、」








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何かを言いかけたしげを見つめれば




　 やっぱええって俯く。







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　 「え、気になる」



重 「いや、ほんまに何でもない!!」









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焦るしげを見たらますます気になってしまう









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　 「ねー、教えてよー」



重 「いややっ」








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じゃあ部屋戻る。と言えば




　 肩を掴まれ、しげの方へ引き寄せられて









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重 「一回しか言わへんからな」









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うん、と頷けば



　 しげが耳元でそっと、









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重 「海より、Aの方が綺麗やで?」









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　 と、囁いた。



普段見せない大人なしげは









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重 「海より好きやし。」









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　 いつもに増して、男前。



　


　

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