検索窓
今日:7 hit、昨日:22 hit、合計:381,539 hit

嘘と真は見出だせない ページ44

「ねぇ、何してるの?」

ずっと話し込んでると乱と厚がやってきた

「ちょっと色々あったんで」

「ケガしてるじゃねぇか、大丈夫かよ…?」

「心配ないよ」



いつも通り、へらへら笑ってるはずのに

乱と厚の顔は暗い

口の中でもごもごと言葉を濁らせて、お互いずっと目配せしあってる



「言いたいことがあるなら早く言え」

「言いたい…と言うか、その、な…」

「でもね…うん、どうしよう…」

そこまでやられると気になる

「言って損は無いのなら早くおっしゃってください」

「はぁ…分かった。…薬研のこと、なんだけどさ」

薬研のことと言われると、昨日のことが頭をよぎる

『俺はお前に苦しんでほしくない。

審神者にお前が嬲り殺されるのを見たくない。

お願いだから、お前だけは、せめて俺の手で……』

「蝮?」

「え?あ、続けて」

「…薬研は、薬研藤四郎はボクたちの仲間。そう、伝えにきたの」

薬研が仲間?

「どういう意味だ?薬研はあいつの言いなりだろう。それに、お前たちにも危害を加えたりも…」

「待ってくれよ長谷部!

薬研はな、あれでも手加減してくれてんだよ!

じゃないと…俺たち折れてもおかしくねぇんだ…!」

「審神者からはギリギリまでと言われているだけの話では?」

「違うよ、薬研は小さい声で『すまねぇな…』って言ってたんだよ…!

ボクたちに対しては、多分危害を加えるつもりなんか一切無いからだよ!」

「薬研は…薬研はそもそも…あのクソのせいで…!」

乱たちが言葉につまる

「教えて、乱。全部信じてるから」

「っ、後から嘘だとか言わないでよね、A」

「言わない」

指切りげんまん、をして乱に話してもらった内容は

「一期一振が、薬研を売った」

と言うことだった

生け贄の変わり→←遠征土産は長話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (336 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
970人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ツキアカリ - キリンの妖精、キリンロングさん» ありがとうございますm(_ _)m語彙力おばあちゃんにならないように頑張ります(?) (2019年5月18日 23時) (レス) id: 5a16b46531 (このIDを非表示/違反報告)
キリンの妖精、キリンロング - 世代交代(?)頑張って下さい←語彙力の枯渇 (2019年5月18日 22時) (レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)
ツキアカリ - ふはいねこさん» 応援ありがとうございます!期待に添えられるように頑張りますね(。・ω・。)ゞ (2019年5月17日 23時) (レス) id: 5a16b46531 (このIDを非表示/違反報告)
ツキアカリ - 前作者さん» 読みました、自分の文章力でどこまでできるか分かりませんが、この作品をもっとよく出来るように頑張ります! (2019年5月17日 22時) (レス) id: 5a16b46531 (このIDを非表示/違反報告)
ふはいねこ - ツキアカリさん» はじめまして。作者交代お疲れ様です(?) 二代目になっても応援してますね。頑張ってください。 (2019年5月17日 22時) (レス) id: 5701e6bc20 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2018年12月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。