【刀剣乱舞】刀剣女士に転生したら顕現した瞬間に推しに殴られて刀突きつけられました。

遠征土産は長話 ページ43

長谷部たちが遠征から帰ってきた

「すまないな、大事なときにここに居られなくて」

「急な遠征だもの、仕方ないよ」

そう、仕方ない

長谷部たちがどうこうできる問題ではなかったしね

「遠征中、何かあったのか？」

「実はね…」


昨日の晩、起こったことのあらましを言えるだけ言った

「まじかよ蝮！薬研とやり合うなんてよ…！」

「死ななかっただけでもありがたいと言うべきですが…薬研は何故殺さなかったのでしょうかね…？」

「私も分かんない…」

涙流して懇願していたのに、結局殺さないなんて、ね

「とりあえず推測だが…薬研は蝮だからこそ手加減したんじゃないのか？」

「私だから…？」

「蝮は焼けて記憶ねぇもんな。薬研と蝮は仲良かった。…それなりに思いもあるんじゃねーの」

蝮と薬研が仲良かったから最終的に手加減したということ？

「そういえばですが、今回の遠征中に驚くべきものに会いました」

「驚くべきもの…？？」

「あいつの、前の本丸だ」

今の審神者の、前の本丸？

「刀身はボロボロで、手入れはされていない。

ブラックだがブラックと承認されていない、ここと同じだ。

あいつは、こういう本丸を増やしているらしい」

「今の方が従ってくれるやつがいるから捨てたらしい。

代わりのやつが仕切ってるらしいけど、あいつに色々教え込まれてるから状況はここと変わっていない。」

何それ…

今の審神者は、ブラック本丸を増やしたいだけがために…？

「霊力のあれが似てるから、もう一部隊遠征に来てるのかと思ったら、違っていた」

「向こうは折られているらしいですよ。

あいつよりも酷いと」



そんなの、絶対に許せない

審神者は、倒すべきだ

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