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ここは本丸最南端 ページ34

畑の中を、鳴狐の後を追って、ゆっくりと歩いていく。

幸い、短刀だから夜目が利く。人間だった頃よりも、よく見える。

だけど、目的も分からず暗闇を歩くのは、流石に精神にくるものがあった。

「Aどの、ご安心なされ。鳴狐はこの本丸で最も審神者と遠い場所に移動しているだけですよう」

突然、足元から声が聞こえた。

私が驚いた拍子に踏みつけそうになったのを、お供は軽い身のこなしで躱した。


鳴狐に誘導されて着いたのは、この本丸の最南端。

「鳴狐!ここまで来れば大丈夫でしょう!」

「そうだね」

小さなベンチのようなものが置いてあり、そこに座るよう促された。

「はてさて、Aどのはどこまで聞いておられますかな?」

お供がそう切り出す。

「あんまり何も……。長谷部に貰ったこの手紙だけ」

そう言い、一応持ってきておいた長谷部からの手紙を渡す。

手紙には、解読後の文章もメモされているから、鳴狐やお供に暗号が通じなくとも大丈夫だ。

「ほうほうこれは……かなり簡潔にまとめられていますなあ」

動物の表情は分からないけど、少し、お供の眉が寄ったように感じた。

「ではまず、この『さにわ きついた』の、正確な意味をお教え致しましょう」

と、説明を始めようとするお供の口に、鳴狐はそっと指を当てた。

「俺が説明する」

畑の隅の霊力談義→←前話解説



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ツキアカリ - キリンの妖精、キリンロングさん» ありがとうございますm(_ _)m語彙力おばあちゃんにならないように頑張ります(?) (2019年5月18日 23時) (レス) id: 5a16b46531 (このIDを非表示/違反報告)
キリンの妖精、キリンロング - 世代交代(?)頑張って下さい←語彙力の枯渇 (2019年5月18日 22時) (レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)
ツキアカリ - ふはいねこさん» 応援ありがとうございます!期待に添えられるように頑張りますね(。・ω・。)ゞ (2019年5月17日 23時) (レス) id: 5a16b46531 (このIDを非表示/違反報告)
ツキアカリ - 前作者さん» 読みました、自分の文章力でどこまでできるか分かりませんが、この作品をもっとよく出来るように頑張ります! (2019年5月17日 22時) (レス) id: 5a16b46531 (このIDを非表示/違反報告)
ふはいねこ - ツキアカリさん» はじめまして。作者交代お疲れ様です(?) 二代目になっても応援してますね。頑張ってください。 (2019年5月17日 22時) (レス) id: 5701e6bc20 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2018年12月25日 22時

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