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・ side Nakamura ページ8

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グループ・Travis Japan

宮『じゃあさっきのは海人が行くってことで』

川『あそこでチョキを出してれば…』

元『俺も行きたいけど我慢する〜
海人よろぴ!』

中『まかせろ!』

倉『落ち込ませんなよ、
ふつーにねふつーに』

七『俺もAとお喋りしたかった』

川『またこういう事あるだろうし、
そうなったら声掛け合って同じようにやろう』

吉『A自分で気づいてないのかな?』

宮『気づいてないから俺らの出番なんだよ』

中『ま、おれにまかせてチミたちは寝てなさい!』

七『なんか腹立つ』






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「梅昆布茶ってなんでこんな美味しいんだろ」



ぬくぬくと微笑みながらお茶をすする
Aをじっと見つめる。

よく見ると隠しきれてないクマ。

前よりもほっそくなった手首。

たまにぐっと眉を寄せて痛みに
耐えてるような顔。



中「Aはさ、俺らが休みなしで
朝から深夜まで働いてたらどうする?」


「そんなスケジュール組みませんよ」


中「もしもだよ!例えば、んー…ダンスの
自主練をこっそり寝ないでやってたら」


「止めますね。休んでくださいって」


中「だよねぇ」



なんでそんなこと聞いてくるの?と
顔に書いてあるAを無視して、さらに話す。



中「じゃあ、俺らがもしも、その上で
飯食ってないってなったら?」


「止めますね。寝かせてから
ご飯屋さん連れてく」


中「ですよねぇ」



あえてAを見ずに、続ける。



中「さらにさらに、その上でめーっちゃ
頭痛いのに休まないで何も言わないで
ヘラヘラ笑って仕事してたらどうする?」


「もう強制退場ですね。スケジュール調整して
休ませて看病します。メンバーにも言って
様子見に来てもらったり徹底します」


中「なるほどねぇ」



さっきから何?と不思議そうな顔をするAに、
俺はため息を吐いて椅子から立ち上がり、
テーブルに手をついてAの頬に手を添えた。



中「全部あなたのことですけど?」



目を合わせて言うと、驚いたように
目を見開いたA。

つため息が出てしまう。

ここ最近、稽古も見に来る暇がないほど
動き回っていて、たまに見かけたと思えば
日に日に痩せていくように思えて、
みんなで心配していた。

稽古後に、誰かが様子を見て休むように
伝えようとなり、ジャンケンで勝った俺が
ここにいるというわけ。







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設定タグ:TravisJapan , トラジャ , 松倉海斗   
作品ジャンル:恋愛
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エキゾチック幸助(プロフ) - ゆきのさん» コメントありがとうございます!もっとみんなに頑張ってもらいたいですね… (2021年11月5日 19時) (レス) id: c19b7f2284 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - 楽しく読まさせていただきました!!げんげんが積極的なの容易に想像つきますよね〜好きな子に攻める割に意識してもらえないっていう…(笑)げんげんに負けないようにみんな頑張れ!!(笑) (2021年10月14日 0時) (レス) id: 90724bbd28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エキゾチック幸助 | 作成日時:2021年10月9日 14時

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