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にっと笑ったまつくさんは、ソファから
立ち上がったかと思うと、わたしの
目の前にしゃがんだ。
すると、わたしの両手をとって、
もっと柔らかく微笑んだ。
倉「あのヘアミストは、
俺とAだけの特別ね」
両手を握られたまま、立ち上がった
まつくさんが近づき、髪に何かが
触れて、頭を撫でられる。
倉「じゃ、お風呂であったまろーう」
手を振ったまつくさんに、呆然とする。
もしかして、髪にキス、された…?
思わずその部分に手をやり、放心する。
何が起きたかよく理解できなくてぼーっと
してると、足音が聞こえてくる。
川「あれ?Aちゃんだ」
元「え!ほんとだ!部屋にいないと
思ったらここにいたの!」
吉「どした?頭痛いの?」
良く知った声にそちらを向くと、
メンバーのみなさんが勢ぞろいしてた。
頭に手をやったまま固まってたから、
心配そうに閑也さんが駆け寄ってくれる。
「あ、いや、なっなんでも!」
宮「顔赤くね?のぼせた?」
中「くんくん…いやミストの匂いするから
まだ入ってないですな」
川「こら匂いを嗅ぐな」
「さっきまつくさんにも会いましたけど、
みなさんは明日って」
七「やっぱ入りたくなってさ〜まつく
誕生日なのに一人風呂可哀想でしょ」
みなさんの思いやりに、
仲が良いなあとほっこりする。
元「ねえ入ろ〜〜倉あがっちゃうよ」
川「そうだね。Aちゃんも入ってきな?」
「あ、はい!」
中「風呂あがったら俺らの部屋きて!」
七「みんなで大富豪しようよ♪」
男湯と女湯で別れ、脱衣所に荷物を置く。
服を脱いだときに、自分の髪から
ヘアミストが香り、思い出す。
『Aがつけてるから、好き』
ぶわっと体中が熱くなり、両手で顔を覆う。
どういう意味なの、まつくさん…。
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一方そのころ男湯では。
元「貸切だ〜ケイ〜って、えええ!?!?」
川「元太、さわがない」
中「なんだよ……え、クラ!?」
倉「の、のぼせた……」
湯船の淵であおむけに横になる松倉に、
川島と吉澤が脱衣所に運び全員でうちわで
風を送るトラジャがいたとかいないとか。
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エキゾチック幸助(プロフ) - ゆきのさん» コメントありがとうございます!もっとみんなに頑張ってもらいたいですね… (2021年11月5日 19時) (レス) id: c19b7f2284 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - 楽しく読まさせていただきました!!げんげんが積極的なの容易に想像つきますよね〜好きな子に攻める割に意識してもらえないっていう…(笑)げんげんに負けないようにみんな頑張れ!!(笑) (2021年10月14日 0時) (レス) id: 90724bbd28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エキゾチック幸助 | 作成日時:2021年10月9日 14時