Manager Tiger4

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倉「言えよ。俺ら怒らないから」




声を掛けると、元太は俺を見て頷いた。




元「……俺は好き。付き合ってほしい好き」




意を決したように言った元太の声は、
ホテルの部屋によく響いた。




中「やっぱりなー。こないだのドッキリの
反応でそうじゃないかと思ったんだよおれ」


宮「元太は付き合いたいなんだ」




ちゃかが穏やかに声を掛けると、元太は
静かに頷いて、言葉をつづけた。




元「でも、俺もいろいろ考えて、付き合って
ほしいとは言えない。でも、もしAが俺を
好きになってくれたら、俺は付き合いたい。
ファンの子の気持ち考えると…あれだけど、
でも俺の人生、後悔したくない。
好きな子と両想いなら、付き合いたいよ」




そう言った元太は苦し気で、何を言って
やればいいかわからなかった。




吉「じゃあもうみんな好きじゃん、Aのこと」


中「友達としてLIKEですきって
はっきり言えないあたりね〜」


七「すごいね〜A。俺ら全員に
好かれるなんて相当だよ」


川「やっぱ頑張ってる子だからね。
努力惜しまず。そういう子って応援したく
なると同時に、無理しないかなって心配にもなるから」


宮「まあ、いいマネージャーなのは明らかだよね」


倉「俺らのとこにきてくれて良かったよね。
奇跡だよ」



それぞれAのことを思い出してるのか、
表情が柔らかい。


恋愛感情うんぬんを抜きにしても、Aは
本当にいい子だから、マネージャーに
なってくれて感謝してるし、これからも、
俺らの側にいてほしい。


ぽつりと俺が呟くと、みんなが頷いてくれた。







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