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#34 Chaka HBD side Miyachika ページ2

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宮近side




朝、いつも通り家まで迎えに来た車に
乗り込み、運転してるAに挨拶した。



「海斗くん、おはようございます。
朝ご飯食べましたか」


宮「おはよー、食べたよ、これくらいデカい石」


「意味わからんですね」



自分で言うのも何だけど、俺のボケにも
無視せず突っ込んでくれるAにニヤリとしながら、
感じた違和感に首をかしげる。



「ちょっとしたアレでカメラ回してますが
気にしないで下さいね、海斗くん」


宮「カメラ?なんで?あ、これか」


「まあちょっとしたアレです」



理由を聞いても濁されるから、ふうん、と
返事をして窓の外を見る。

さっきから感じる違和感、なんだろう。



「海斗くん今日もかっこいいですね」


宮「え?」


「今日はキャップなんですね。海斗くんって
帽子なんでも似合うからいいですよね」


宮「……え、なに?なんでいつも名前呼ばないのに
呼んでる?え、俺殺される?」


「物騒すぎる」



違和感の正体は名前だった。

『二人の時は海斗って呼んで。』

そう言ったけど、忘れてるのか恥ずかしいのか、
あんまり呼ばれたことは無かったのに。



宮「俺の事好きになっちゃったの?
ダメだよそういうの」


「そういう奇想天外な発想、
嫌いじゃないです」



ぜひテレビでも出してってください、と
言われて、俺もそういう返し嫌いじゃないよと
言っておいた。



中「おは〜」



海人の家に着いて、相変わらず眠そうに
テンションの低い海人が乗ってくる。



宮「おはよ。あれTシャツ被った」


中「うわ〜まじかよ。だぶるかいとファン
わいちゃうじゃん」



グッズの中でも色味が気に入ってるTシャツが、
お母さんが畳んでおいてくれた洗濯物の一番上に
置いてあった。

なんとなくそれを久々に着てみたら、
まさかの海人とオソロだった。

色はお互いメンバーカラーだったけど。



「グッズTじゃないですか。え、自分も
この下同じなんですが」


宮「マジ?」


中「え、ウケる。でも海斗
やっぱ赤似合うよ、かっけえね」


宮「え、ありがと」



それから、海人と他愛もない話をしてると、
元太の家に着いた。



元「おっはー」


宮「まじ!?」


中「あっは!!ウケんだけどマジ!
お前最高だな!!」



一人暮らしを始めて間もない元太の
マンションの前に車が停まると、
すぐに走って出て来た元太の服。

同じTシャツ。






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設定タグ:TravisJapan , トラジャ , 松倉海斗   
作品ジャンル:恋愛
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エキゾチック幸助(プロフ) - ゆきのさん» コメントありがとうございます!もっとみんなに頑張ってもらいたいですね… (2021年11月5日 19時) (レス) id: c19b7f2284 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - 楽しく読まさせていただきました!!げんげんが積極的なの容易に想像つきますよね〜好きな子に攻める割に意識してもらえないっていう…(笑)げんげんに負けないようにみんな頑張れ!!(笑) (2021年10月14日 0時) (レス) id: 90724bbd28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エキゾチック幸助 | 作成日時:2021年10月9日 14時

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