#11 Osake ページ6
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瀬戸side
ツアー仙台公演を終え、今日は札幌公演の最終日。
いわゆるオーラス。
デビュー前の賛成コンと同じく、配信でも観られるようにした
今回の公演は、会場もSNSも大盛り上がりで幕を閉じた。
一同「お疲れ〜〜〜〜!!!!」
あらかじめ予約し貸切にしてもらった居酒屋で
スタッフも込みの打ち上げ。
いつも通りスタッフ側に座って話してたら、
元太さんに手を引かれメンバーのみなさんの席に座らされた。
元「Aちゃん連れて来た!」
宮「ナイス元太!」
一番端のしーくんの隣にお邪魔して座る。
川「いや〜お客さんも盛り上がってくれてたね!」
七「SNSでトレンド入りしたって」
元「カニうめえ〜〜〜!!」
倉「Aちゃんなに飲んでんの?水?」
「あ、ポン酒です」
宮「ぽんしゅ?」
いつも言ってるように答えてしまい、
ちゃかさんたちの頭にはてなが浮かんだ。
おもしろい。
川「えっ日本酒!?」
吉「ブッ!!!!」
中「おいしずやきたねえ!」
元「Aちゃん酒強すぎんでしょ!」
物知りなのえるさんは分かったみたいで、
すっごく驚いて声を上げる。
すると、みなさんも目を見開いて心配してきた。
倉「誰だよAちゃんに日本酒勧めたやつ!
大丈夫?ウーロン茶とか頼む?」
「あ、自分で頼みました。
好きなんですよ、にほんしゅ」
吉「え、なんかもう酔ってない?喋り方可愛くなってるよ?」
となりのしーくんに顔を覗き込まれて、
はずかしくて目をそらすとななめ向かいに
座ってたうみさんと目が合う。
中「俺のピーチウーロンのむ?」
「のまない」
中「は!!タメ口きた!」
ふんわりしてきた頭のまま答えたら、
敬語が抜けてたみたい。
でも、嫌そうじゃないからいっか。
川「Aちゃ〜ん!いっかいお水のもう!!
気持ち悪くなっちゃうよ!」
奥に座ってるのえさんが目を
ぎゅって瞑ってすごく心配してる。
かわいいひとだ。
「のえさんなにのんでるの?」
川「えっ可愛い……し、白ワインだよ」
宮「のえる照れてね?」
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作者名:エキゾチック幸助 | 作成日時:2021年8月27日 16時