Manager Tiger２ (ページ48)

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中「瀬戸ちゃん何飲んでんの？」

「サングリアいただいてますぅ」

中「言い方きもっ」

「うみくんよりはキモくないよ」

中「はああ！？！？うっざ！」

「あははは！！！あ、これフルーツ食べる？」

中「たべる。……んま」

倉「………てかさあ、A的に
トラジャの中で一番仲いい人って誰なの？」

海人と仲良くしてるところをみて、
何か話したくなってそう投げかけた。

空気が一瞬ピリついて、自分でも聞きたくないと
思ったけどもう遅い。

「へ？う～ん……みんな同じくらいじゃないかな」

その言葉に、張り詰めてた空気が一気に和らいだ。

元「ねー俺は！？」

「元太とも仲いいと思ってるよ」

七「俺は？」

「しめちゃんも」

倉「…俺は？」

「仲良くなりたい！」

一同「「え」」

流れに乗って聞いてみたら、まさかの答え。

倉「やべえ緊張してきた」

宮「仲良くなりたいの？松倉と」

「うん。この中で一番あんまり話せてないし」

倉「そういうことかーーい！」

中「あっはウケる！！」

元「Aサイコーー！！」

確かに、個人的に話す事はあんまりなかったけど！

なんか現実を突きつけられた感じがしてかなりショック。

「それに、服や言葉選びのセンス好きだし、
趣味も合いそうだから。繊細で傷つきやすい分、
人の気持ちを一番に考えられる優しいまつく、
仲良くなりたいって思うに決まってます」

言いたいことが言えて満足したのか、
一呼吸ついてグラスのサングリアをぐいっと一気に飲み干した。

倉「～～～～～、ずる、」

元「おれ感動した。Aがまつくのこと
分かってくれるマネージャーでマジ良かった………」

中「えッ元太泣いてんの？」

川「あっAちゃん大丈夫！？」

吉「一気に飲むから！水水！！」

元太の言葉も、Aちゃんがフラフラしちゃって
騒ぐみんなの声も、何も頭に入らないくらい、
俺の頭の中はAちゃんの言葉でいっぱいだった。

花が咲いたように笑うAちゃん
。そこから紡がれた宝石みたいな言葉。

お酒のせいだけじゃないなにかが、
俺の心臓をドクドクと高鳴らせていた。

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