Manager Tiger２ (ページ19)

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宮「え？」

「わたしがマネージャーで……」

宮「ああ。うん。Aちゃんがマネで良かった。
心から思ったよ」

「―――っ、そ、っかぁ」

Aちゃんに駆け寄って顔を覗き込む。

さっきは目が潤んでただけだけど、

今は。

宮「―――なに泣いてんの」

ぼろぼろと涙をこぼすAちゃん。

でも、たぶん流れ的にうれし涙だろうから、
焦りはしない。

「ごめ、――っ、」

宮「ふは。ぐっちゃじゃん。
人通り少なくて良かったわ」

とりあえず座ろうと、近くの公園に入って
ベンチに座らせて、自販機で飲み物を買う。

戻ってもまだ涙が止まらないAちゃんに、
どんだけだよ、って笑った。

宮「なに、そんなに嬉しかった？」

「、だって……ちゃかさんが、
あんなこと言うから……」

宮「言ったけど。そんなに？」

「、―――ちょっとは、信用してもらえたのかなって、
嬉しくて」

宮「――え？」

言葉の意味が分からなくて詳しく聞いたら。

最初のご飯のときに酔っぱらった俺が、
Aちゃんを信用してないって本人に向かって話したらしい。

やばい、ぜんぜん覚えてなかった。

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