第1話 裏 ページ3
岩融side
今日は、というよりは今日も俺たちは三日月宗近を探して阿津賀志山を回っている。
今日の編成は
俺が隊長
そして、鶴丸国永、小狐丸、石切丸、骨喰藤四郎、一期一振だ。
主は、少しでも三日月宗近に関係のある刀剣を揃えて願掛けをしたいらしい。
因みに今剣がいないのは、夜戦に行っているからであるな！
「にしても、本当に三日月宗近は見つからないな」
「三日月殿は、マイペースですから」
腕を頭の上に組みながら鶴丸が言った言葉に、小狐丸がそう返す。
途中までは、いつもと変わらない出陣であったのだが
「おかしい。今日は全然、敵がいないですな。なぜ…」
一期一振の言う通りだ。
「ただ、近くに時間遡行軍の気配がある。そして刀剣の気配がひとつ」
偵察値が高い、骨喰が言うならそうなのであろう。
とてつもなく、嫌な予感がした
何か大事なものを失ってしまうような
キーン＿＿＿＿＿＿＿＿＿
この音は、金属がぶつかった音。
まさか…！
音が聞こえた方の茂みへ、一直線に走り出す。
「岩融さん！一振で行動しては危ない！」
後ろで石切丸叫んでいるが、早く、早く行かなければっ！
「すまない！」
走る足は止められない。
それでも、後ろから走ってついて来てくれているようだ。
キーン、キーンという音が近くなるたび、胸騒ぎが大きくなる。
そして、俺たちと同じ刀剣の気配も
この気配は、今剣か？ ただ少し何かが変だ
視界が開けたと思ったら、大太刀の背中が見えた
その大太刀が、刀を振り上げる
隙間から一瞬見えたものは
今剣！
これ以上傷つけられてしまったら折れてしまう！
「がはははは！俺が恐ろしいか！」
大太刀に、俺の薙刀を振り下ろす。
大太刀が消えたことによって今剣よく見えるようになった。
「岩…融…？」
信じられないものを見る目でこちらを見ている。
その今剣は、通常個体より背が高く、大太刀を握っている。
それは確かに驚いたがまだいい。
でもなぜそんなにボロボロなんだ。
戦闘服はボロボロに裂け、血に浸っている。
もう立っているのもやったのようだった。
それに、なぜ一振だけなんだ
俺が、情けなく泣きそうになっているのが自分でも分かる。
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林 - よっっしゃゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!更新されとるでぇぇぇぇ!!!!!続きすっごく楽しみにしています!御忙しいとは思いますが、これからも頑張ってください! (2020年9月5日 0時) (
レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - ふぉぉぉぉ！！更新されとる！！やった！更新お疲れ様です！！続き読めて嬉しいです！有り難う御座います！ (2020年9月1日 1時) (レス) id: a576ecff6a (このIDを非表示/違反報告)
もち米(プロフ) - かなさん» コメント、ありがとうございます！返信もなにもかも遅くなってしまって申し訳ないです。このお言葉を糧にして、なるべく更新を頑張っていきます！ (2020年9月1日 1時) (レス) id: 85fb984252 (このIDを非表示/違反報告)
かな - え？こんなところで終わりです？まだ何も始まってないですよ？この小説好きなので、ゆっくりでもいいですから、更新お願いします。 (2019年9月20日 1時) (レス) id: d7e3d4614a (このIDを非表示/違反報告)
和菓子(プロフ) - 黒猫さん» 黒猫さん、コメントありがとうございます！展開が遅くて申し訳ないのですが、続きが気になると言っていただけるなんて。応援力出ました。少しでも更新が早くできるよう頑張っていきます！ (2019年6月17日 0時) (レス) id: 4dc34b2f3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち米@前は和菓子 x他1人 | 作成日時：2019年5月3日 1時
