見慣れたイケメン ページ18
パスタ屋さんを出て
蓮くんが見たいという
帽子屋さんに向かって歩いていると…
通りすがりの女の子たちが
私たちの方をチラチラと見ながら
「見て！あの人めっちゃイケメンじゃない！？」
「うわ、やばいほんとだ！芸能人かな」
「隣彼女？」
「えー、あれが？(笑)」
そう言って
クスクスと笑った。
そうですよねー
コイツが彼女！？
って思いますよねー
まあそれが違うんですよねー
ただの付き添いなんですよねー
蓮くんと知り合って数ヶ月。
最初からとんでもないイケメンだとは
思っていたけれど…。
見慣れすぎて忘れてたなぁ。
『ねぇ、これ、どう？』
「え？」
ボーッと歩いていたら
いつの間にかお店に着いていた。
「あ、ごめんなんだっけ」
『これ！どう？似合う？』
「あー、うん似合う似合う」
『テキトーに言うなよー』
「テキトーじゃないって！
蓮くんイケメンだからなんでも似合うよ」
『なにそれ。
そーゆーのがテキトーって言ってんの』
あ…
つい蓮くんを怒らせてしまった。
『ごめん、言い過ぎた』
「いや、私もごめん…。
でも本当にテキトー言ったんじゃなくて、
蓮くんはなんでも似合う
って思ってるのは本心で…」
『うん、分かってる』
あー！
蓮くんが
イケメンで
スタイル良くて
すごく優しくて
超モテるのは分かってたことなのに。
今更気にしちゃうなんて…。
結局蓮くんは、
帽子を買わないままお店を出た。
「本当に買わなくてよかったの？」
『んー、ピンと来るものがなかったし』
「そっか…」
私のせいかも…
なんて思いながら歩いていると
『なんかあった？』
「え、なにが…？」
『いや、ご飯食べ終わったくらいから
なんか様子おかしいし』
他人の言葉を
勝手に気にして
勝手に拗ねちゃってるだけなのに
気づいてくれるなんて…
やっぱり蓮くんはこういう人だ。
だから好きになったんだ。
「ううん！なんでもない！」
『本当に？』
「本当に！大丈夫大丈夫！」
『そっか』
「うん！
よし、そろそろ帰ろっか！」
見知らぬ通りすがりの女の子たちに
言われた言葉なんて気にしてたらダメだよね！
ガッツがあるとこ好きって
蓮くんに褒めてもらったじゃん！
明日からも頑張ろう！
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hana(プロフ) - ゆーさん» こちらこそありがとうございます！コメント、とても励みになります☺︎ (2022年1月29日 16時) (
レス) id: 8ec7519566 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - これからも更新頑張って下さい！！！！ (2022年1月29日 15時) (レス) id: c585c78d67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 返信ありがとうございます！！とっても嬉しいです！！更新見ました！主人公応援したくなります！！！ (2022年1月29日 15時) (レス) @page9 id: c585c78d67 (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます！塩と甘のバランスを程よく楽しんで頂けるように頑張ります☺︎ (2022年1月29日 6時) (レス) @page9 id: 8ec7519566 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - めっちゃ面白いです！塩な目黒蓮いいですよね！！ (2022年1月28日 17時) (レス) @page8 id: 0e00f5df9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hana | 作成日時：2022年1月27日 19時
