#4 ページ38
だけど日に日に
優しいだけじゃなく
面白いだけでもない
何かあったら
兄に話せない悩みも
話せるような関係になり
徐々に私の中で大きな存在になってた。
だからこそ、男友達に告白された時も
彼の顔がチラついて
私は何年も、彼氏ができなかった。
そして今
彼から、可愛いだとか綺麗だとか…
俺のことどう思ってる？っと聞かれて
上手く答えられない自分がいた。
「浜田の妹やから
ガマンせなあかん、そう思ってた。
もしAちゃんが
お兄ちゃんの相方だからって思いで我慢してるんやったら」
ブランコに乗る私に近づいてくる。
「そんなん関係ないし…
俺と付き合ってください！」
目をつぶって私に手を差し出してくる。
私もブランコからおりて
ゆっくり彼の手を握った。
きっとだいぶ前からお互いが意識してたにも関わらず
見えない壁のせいで
自分の気持ちに嘘をついていたんだ。
握った手は寒さと緊張で震えていた。
「風邪ひいちゃうよ、もどろ？」
「そやな。」
帰りは恋人として手を繋いで帰った。
家に入る前に彼が私に言ってきた。
「俺から言うから。」
「うん…」
「殴られたらどうしよ。」
「その時は…どんまい！」
「他人事やなー…」
私はそんな彼を見て小さく笑った。
深呼吸して扉を開ける。
「おかえりー。遅かったな。」
洗い物も片付けも終わってお茶を飲んで座っている。
「あのね…聞いて欲しいことがあるんだけど…」
「Aちゃんと付き合うことになった。」
そう言った瞬間
すごい速さで彼が目の前から消えた。
どうやら兄が飛びかかったようだ。
「お兄ちゃん！！」
「殴ってくれてええ。
俺本気やから！」
兄を止めようと馬乗りになってる体を引っ張る。
「Aちゃん！止めんでええ！
ちゃんと覚悟して決めたことやから！」
「俺の事よく知ってるやろ？
もしAのこと泣かせたらどうなるか…
わかっとるやろ？」
「もちろんや。泣かせたりせんし
絶対、幸せにする。
それは男同士の約束や。」
ゆっくり彼から離れると
手を伸ばした。
「…薄々気付いてた
お前らが両思いなこと…
A、なんかされたら絶対に兄ちゃんに言うてや？
それだけは約束やで？」
「うん…」
ホッとしてその場に座り込む。
「よし、お兄さん公認や」
そう言って私を抱きしめた。
「はあ！？それは許してへんぞ！」
そう言って私たちを引きはなす。
「絶対もう返さへん！」
彼はしっかりと兄の方を見てそう言った。
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木葉林檎(プロフ) - Co2さん» こちらこそありがとうございます(^^)またお願いします♪ (2023年4月1日 11時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Co2(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございました😭またお願いします(* .ˬ.)" (2023年4月1日 8時) (レス) id: d01c0621bb (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数の関係で次の移動先に書かせてもらいます。お時間かかりそうなのですがお待ちください(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Co2さん» すみません、もし書くとしたらページ数が足りなくなりそうなので移動先に書かせてもらいますね(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 学パロの続きで少し怪我の余波が残る中リリーさんが部活でキャプテンを務めるようになりモテ始め夢主が付き合ってる事で虐められる。夢主に避けられリリーさんも悩んでいたが、ある日虐められる夢主を見つけ庇い助けられなくてごめんと慰めるみたいなお話お願いします！ (2023年3月28日 0時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月14日 14時
