#11 ページ24
「だれ？」
「お前こそ誰？」
「はあ？俺はコイツの彼氏だけど。」
「いや、とっくに振られて別れてるよね？」
「俺は一方的に言われただけだから
別れてるつもりは無い…！
おい！A！こっち来て話し合おう！なあ？！」
彼の後ろに居るのに無理やり私の手を掴もうとする。
「いや！やめて…！」
「われコラええかげんにせぇよ？」
その時、聞いたこともないぐらいドスの効いた声で
私の手を掴もうとした元カレの胸ぐらを掴んで言う。
「西村くん！」
私は慌てて止める。
「われが浮気ばっかりしたけぇ愛想疲れて振られたんじゃろ。
ええ加減にせぇよ。
これ以上Aに近づいてみぃ
今はわしがAの彼氏なんじゃ。
容赦せんぞ？」
そう言った後ぱっと手を離す。
ビビった元彼は
「も、もう諦めます！すみませんでした！！」
っと言って今まで見た事ない顔で走って逃げていった。
「…西村くん…？」
ハッとした顔で彼は私を見る。
「ごめん、Aを怖がらせるつもりはなかった…」
「ううん、私は大丈夫…」
「あのさ…」
「ん…？」
「こんな時に
こんな事、言ってる場合じゃないと思うんだけどさ…
これからは俺がAを守りたいと思ってるんだけど…」
「うん…」
「さっき勝手に彼氏とか言っちゃったけど
本当に俺と付き合ってくれないかな…？」
「えっと…」
改めてこのタイミングで言われると思ってなくて
私は焦ってしまう。
「ごめん、ただAの元彼見たら我慢できなくなって…」
「大事にしてくれる…？」
「もちろん、それは大前提として！」
「うん…」
「え？ほんとに？」
私は静かに頷いて
「今まで色々相談乗ってくれて
親身になって答えてくれてたのは西村くんだけだから…」
「どうしよ。すごい嬉しい…」
「ふふ…よろしくお願いします…！」
「じゃあこれからは付き合ったんだから
下の名前で呼んでね？」
「真二くん…」
改めて名前を呼ぶと恥ずかしい。
「なんか恥ずかしくなってきた…。」
お互い顔を見て笑う。
こんなに頼りがいがあって
私だけを一途に思ってくれる彼を
私はずっとこれからもずっと大切に思っていくのだろう。
私の家まで送ってくれた彼。
「ねえ？今からネタ合わせに戻るの？」
「ううん、今日はもう家帰るよ？」
「じゃあさ…今日は家入っていかない…？」
「それは…」
「もちろん覚悟はしてるよ？」
扉が閉まる。
これから先は秘密のお話。
Mitorizu．r#1【長編】(リクエスト作品)※学→←#10
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木葉林檎(プロフ) - Co2さん» こちらこそありがとうございます(^^)またお願いします♪ (2023年4月1日 11時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Co2(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございました😭またお願いします(* .ˬ.)" (2023年4月1日 8時) (レス) id: d01c0621bb (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数の関係で次の移動先に書かせてもらいます。お時間かかりそうなのですがお待ちください(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Co2さん» すみません、もし書くとしたらページ数が足りなくなりそうなので移動先に書かせてもらいますね(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 学パロの続きで少し怪我の余波が残る中リリーさんが部活でキャプテンを務めるようになりモテ始め夢主が付き合ってる事で虐められる。夢主に避けられリリーさんも悩んでいたが、ある日虐められる夢主を見つけ庇い助けられなくてごめんと慰めるみたいなお話お願いします！ (2023年3月28日 0時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月14日 14時
