#2 ページ15
〈Nside〉
またAから彼氏の話を聞かされる。
俺はずっと前からAが好きだ。
だけど本人そんなことは知らず
のんきに浮気された話を相談してくる。
ただでさえ他の男の話なんて聞きたくないのに。
「いいかげん、別れたら？」
つい本音が口から出てきてしまった。
本当はもっと優しくしてあげたいのに…
Aが拗ねて唇を尖らせてる。
バカっぽいけどそんな所も可愛くて仕方がない。
恋愛相談をされて辛くなってきた俺はいろんな話題を出して話を変える。
それでも彼女は楽しそうに話してくれる。
何となく腕時計を見た。
もうこんな時間か……
本当は時間が許す限り
ずっと一緒にいたい。
だけどAは明日も仕事だろうし
余裕を持って帰らせてあげたい。
寂しいけどそろそろ帰ろうかと話を持ち出した。
「今日も話を聞いてくれてありがとね？」
「ん？俺で良ければいつでも話聞くよ？」
男の話は出来れば聞きたくないが
Aと会えるのならいつでも歓迎だ。
「へへ、ありがと。
西村くんと一緒にいる時が一番、素でいられて楽しい！」
あどけない笑顔でそんなことを言うAにドキドキしながら俺は伝票を手に取った。
「じゃあいつでも誘って？ここは俺が出すよ。」
彼女が俺から伝票を奪い取ろうとピョンピョン跳ねながら
手を伸ばす。
可愛くて仕方がない。
今すぐにでも抱き締めたくなる。
「今度また誘った時に奢って？」
そう言ったのはまた近いうちにAに会いたいから。
お会計を済ませたあと一緒にお店を出る。
「はあ、今日は楽しかったー！」
「俺も楽しかった、電車で帰るでしょ？」
「うん、西村くんは？」
「俺も電車だけど、駅は別だよね？」
「うん。じゃあここでお別れだね。
ご馳走様！また近いうちに誘うね！」
そう言ってAは歩き出す。
「あ、ちょっと待って？」
「ん？どした？」
不思議な顔して立ち止まる。
「送ってくわ。遅い時間で心配だから」
「えー？大丈夫だよー？」
「いいから、ね？」
「うん……」
照れながら歩くA。
少しでも一緒にいたいから
わざとゆっくり歩いて駅まで送った。
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木葉林檎(プロフ) - Co2さん» こちらこそありがとうございます(^^)またお願いします♪ (2023年4月1日 11時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Co2(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございました😭またお願いします(* .ˬ.)" (2023年4月1日 8時) (レス) id: d01c0621bb (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数の関係で次の移動先に書かせてもらいます。お時間かかりそうなのですがお待ちください(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Co2さん» すみません、もし書くとしたらページ数が足りなくなりそうなので移動先に書かせてもらいますね(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 学パロの続きで少し怪我の余波が残る中リリーさんが部活でキャプテンを務めるようになりモテ始め夢主が付き合ってる事で虐められる。夢主に避けられリリーさんも悩んでいたが、ある日虐められる夢主を見つけ庇い助けられなくてごめんと慰めるみたいなお話お願いします！ (2023年3月28日 0時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月14日 14時
