#11 ページ11
痛みで目を覚ます。
ここはどこなのだろうか…？
いつの間にか私は何処かの体育館に連れてこられてたみたいだ。
起き上がろうと思ったけど何かで縛られて動けない。
よく見ると結束バンドで手足を縛られている。
「目覚めたか？」
ゆっくり足音が近づいてくる。
私は黙って睨みつけた。
「お前バカだろ？
あのままアイツの彼女を引き渡してたら
お前は逃げられたのに」
今はこの男だけが見張りに付けられているようだ。
「あの子は私の友達でリリーの彼女じゃないわ。」
「ふっ…それがどうした？
じゃあ尚更その女を渡しとけばよかっただろ？
アイツの女じゃなければ
リリーも助けに来なかっただろうし
それにお前も痛い目に合わなかっただろ。」
「大切な人が酷い目にあうのを黙って見とけって言うの？
それにアンタが弱くてリリーに負けたから
あの強そうな人連れて復讐しに来たんでしょ！？
馬鹿じゃないの？アンタなんか負けて当然よ！
リリーがアンタみたいなのに負けるわけないじゃない！」
視界が歪む。
どうやら私はまた殴られたらしい。
「痛い目にあいたいの？」
冷たい声でそう言われる。
恐怖で体が震える。
「何度やっても一緒よ……あんたのボスにだって…
リリーは負けない…」
「だまれ。」
男は近くにあった鉄バットを持って近付いてくる。
私は覚悟して目をつぶった。
だけどいつまで経っても痛みは来ない…私はゆっくり目を開けた。
「ふはは…！！お前一人でここまできたの？」
カランとバットが落ちる音が体育館に響く。
「将企……」
遠くには今まで見た事ないぐらいボロボロの彼。
顔も腫れてすごく痛々しい。
「お前、俺の女に何したの？」
「はあ！？なに？お前らが付き合ってたの！？」
バカにしたように大きく笑う
「あーまじ腹痛てぇ
ってかお前一人でもしかして先輩倒したの？
嘘でしょ？」
ボロボロになってフラつきながらもこっちに向かって歩いてくる。
本当はもう立ってるのもやっとだろう。
「お前が最後……？」
「あはは、なに？そんなにボロボロで俺に勝てるとでも思ってるの？」
「そうか。お前が最後か……」
「いいねー、かっこいいよーあははっ！
ほら！かかってこいよー？
どうせそんなんじゃ勝てっこないって！
彼女の前で最後、恥ずかしい思いしたあと
目の前で自分の女抱かれる所までが最高のエンディング、だろ？あははははは」
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木葉林檎(プロフ) - Co2さん» こちらこそありがとうございます(^^)またお願いします♪ (2023年4月1日 11時) (
レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
Co2(プロフ) - リクエスト応えて頂きありがとうございました😭またお願いします(* .ˬ.)" (2023年4月1日 8時) (レス) id: d01c0621bb (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Mさん» ページ数の関係で次の移動先に書かせてもらいます。お時間かかりそうなのですがお待ちください(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
木葉林檎(プロフ) - Co2さん» すみません、もし書くとしたらページ数が足りなくなりそうなので移動先に書かせてもらいますね(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) id: 6f2b6533e8 (このIDを非表示/違反報告)
M - 学パロの続きで少し怪我の余波が残る中リリーさんが部活でキャプテンを務めるようになりモテ始め夢主が付き合ってる事で虐められる。夢主に避けられリリーさんも悩んでいたが、ある日虐められる夢主を見つけ庇い助けられなくてごめんと慰めるみたいなお話お願いします！ (2023年3月28日 0時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木葉林檎 | 作成日時：2023年3月14日 14時
