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*
…言ってしまった。
緊張で心臓が痛んで
指先から冷えていく感覚がする。
少しの沈黙が、拒絶の様に思えて怖くなって。
「私はちゃんと言ったんだから、
大我の特別の意味、教えてよ」
強気なこと言いながら、顔は上げられない私。
それでも大我は黙ったままで。
(あ…ダメ、だった？)
そう思った瞬間、息が出来なくなるぐらい胸が痛くなって苦しくて、
思わず顔を上げる。
「っ、ねぇ、たい」
.
カシャリ、とすぐ側でフェンスの揺れる音がした。
大我、って名前を呼ぼうとしただけなのに
なぜか出来なくて。
私の視界いっぱいに、
綺麗な金色が映る。
.
(…あ、れ？)
.
何が起こったのか、すぐには理解できなかった。
瞬きを2、3回するとすぐ側に大我の綺麗な顔があって
白い肌がすっかり赤く染まっている。
.
「…A」
.
鼻が触れそうな距離で、聞いた事のない甘い声で、私の名前を呼ぶ。
そのまま遠慮がちに手を伸ばして、私の頬に触れた。
.
「…俺の特別は、こういう意味、なんだけど」
.
ふわっと香る甘い匂いと、
唇に残る柔らかい感触。
「今の、って」
「…分かんなかったんならもう一回する？」
「っいや、いい、分かったから、大丈夫…！」
「ふふ、A顔真っ赤」
「…大我は耳まで赤いけど？」
「…慣れてないから、許せ」
口元を手で覆ってそっぽを向く大我。
「照れてんの、可愛い」
「…うるさい」
「ふふ、」
「お前の方が可愛い」
そう言うと、私の頭をそっと撫でて微笑む。
私を見るその目がすごく優しくて
あぁ、同じ気持ちなんだ、って
痛いぐらい伝わってきた。
.
「…好き」
「初めて会った日から、ずっと」
「大我が、好き」
.
ずっと口にしたかった気持ち。
今はもう、迷いなく言える。
.
「俺も好き、」
「Aのこと、ずっと好きだったよ」
「この先も…俺だけの特別で居て」
.
ずっと聞きたかった言葉に、視界が滲む。
私が何度も首を縦に振ると
大我の腕の中に引き寄せられた。
*
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みー(プロフ) - 紺さん» すみません、Twitterのほうが見当たらないのですが… (2022年3月3日 16時) (
レス) id: 98e8827874 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 紺さん» 了解です！ありがとうございますm(__)m (2022年3月3日 16時) (レス) id: 98e8827874 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 名無し10145号さん» コメントの返信が遅くなってしまってすみません😭「京本くんは砂糖対応。」さTwitterの方に全て移していますので、そちらで見ていただけたらと思います…！ (2022年3月3日 16時) (レス) id: 3f4dbcf23f (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - みーさん» コメントに気づくのが遅くなってしまってごめんなさい…！「京本くんは砂糖対応。」はTwitterの方に全て移していますので、そちらで見ていただけたらと思います🙇♀️ (2022年3月3日 16時) (レス) id: 3f4dbcf23f (このIDを非表示/違反報告)
名無し10145号(プロフ) - こんにちは、京本くんは砂糖対応のパスワードが知りたいです💦よろしければ教えてください。 (2022年2月26日 10時) (レス) id: fdecf3783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺
| 作成日時：2021年1月20日 19時
