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*
「で、まぁその後は…あいつが言ってた通りで。
耐えきれなくなっちゃって、爆発して…」
「その立場ならそうなって当たり前だよ、
私でも絶対同じことしてた」
「…うん。
なんとなく分かったと思うけど、俺それで居場所なくしたんだ。あいつ結構人気だったからさ」
誰も俺の話聞いてくれなかったんだよね、
自嘲気味に笑ってそう呟いたきょもの寂しさが伝わってきて。
幼い頃は、目の前で起こったことを素直に受け止める。
多分、私もそうだったと思う。
それが普通だから、周りからすれば仕方のないことだったのかもしれない。
でも、その頃のきょもは
悲しさとか苦しさとか怖さとか、全部一人で抱えてたのかな。
…今すぐ抱きしめに行きたいなぁ。
一人じゃないよって、伝えてあげたい。
(あ…そっか)
不意に納得できる答えがストンと胸に落ちてきた。
恋愛とか、女の子とか、
それ自体が嫌になったっていうわけじゃなかったんだ。
「もっとはっきり断らなきゃ駄目なんだって、それで思って。
…てかそもそも関わるの辞めたら楽じゃんって、今の俺に至るわけなんだけど」
「…頑張ったんだね、一人で」
「まぁ、もう6年だったこともあって、ちょっと我慢したらすぐ卒業だったし。
だから別に、平気だったよ」
そう言って笑うきょもに
それはさすがに嘘だね、って心の中で呟いた。
「ねぇ、きょも」
「…うん」
「あのね。
その頃と今とで、決定的に違うことが一つだけあるよ」
「…？」
きょもが本当に恐れていたものがなんなのか、
やっと理解できた。
私の言葉に顔を上げたきょもの目を見つめる。
初めて会った日と同じ、吸い込まれそうになるぐらい綺麗な瞳。
でもあの日とは違って少し悲しそうな色が宿っていて、もう二度とこの人にこんな顔をさせたくないなと思う。
いや、絶対にさせない。
「今、きょもの周りにいる人達で
きょものことを信じない人なんて一人も居ないよ」
彼が一番恐れているのは、
一人になってしまうこと。
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みー(プロフ) - 紺さん» すみません、Twitterのほうが見当たらないのですが… (2022年3月3日 16時) (
レス) id: 98e8827874 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 紺さん» 了解です！ありがとうございますm(__)m (2022年3月3日 16時) (レス) id: 98e8827874 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 名無し10145号さん» コメントの返信が遅くなってしまってすみません😭「京本くんは砂糖対応。」さTwitterの方に全て移していますので、そちらで見ていただけたらと思います…！ (2022年3月3日 16時) (レス) id: 3f4dbcf23f (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - みーさん» コメントに気づくのが遅くなってしまってごめんなさい…！「京本くんは砂糖対応。」はTwitterの方に全て移していますので、そちらで見ていただけたらと思います🙇♀️ (2022年3月3日 16時) (レス) id: 3f4dbcf23f (このIDを非表示/違反報告)
名無し10145号(プロフ) - こんにちは、京本くんは砂糖対応のパスワードが知りたいです💦よろしければ教えてください。 (2022年2月26日 10時) (レス) id: fdecf3783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺
| 作成日時：2021年1月20日 19時
