【番外編】好きになった理由 ページ29
物間side
「げ、物間」
最初はAがA組だと知らなかった。
A組を煽りに行くけどどんな人がいるかとか…知らなかった。
「おはよう」
「おはよ…？煽んないの？」
「失礼だな！」
AのことはA組とかじゃなくてひとりの人として見るようになった。
たぶん気になったから。
正直に言うと少し意識してた。
顔は僕のタイプだし。
「煽らない物間は物間じゃないね」
「僕は僕だよ」
「まあでもこっちのが良い、話しやすい」
さすがに怪我人は放って置けなかった。
だからあの時手を貸した。
あの瞬間が無かったら僕たちはきっとこうして話す事も無かったんだろう。
「ヒーロー科ってイケメン多いよね」
「だよねえ」
Aと並んで教室へ向かう途中、普通科の女子生徒の話し声が聞こえた。
「私はエンデヴァーの息子くんが好き」
「ええ、私はね…あの、A組によく喧嘩売ってるB組の人！物間…くんだっけ？顔はいいよね」
「あー！そこ無かったらいいのにね、残念なイケメンだね」
そんな会話が聞こえてAが僕を見て笑う。
「物間からそこ取ったら別人じゃんね」
「それどういう意味で言ってる？」
「さあ？私は物間のそういう所嫌いじゃないよ」
Aにとっては深い意味なんてないかもしれない。
でも何故かその言葉が嬉しかった。
Aといると気が楽だ。
「僕のこと好きなの？」
「…じゃあ、教室着いたから」
「無視？」
教室のドアを開いて振り向くA。
少し頬を赤くして笑った。
「どうだろうね」
あ、落ちた。
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りょうまる。 - ちょっ、、えぇ、物間ｧ、、、、 最高やんけ、、、 (7月19日 22時) (
レス) @page32 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 平和ぁ〜 (2023年5月6日 18時) (レス) @page32 id: a9cb26251b (このIDを非表示/違反報告)
一彩しか勝たん(プロフ) - これ最高ですね!最推しが尊い… (2022年4月8日 0時) (レス) id: 751f40b056 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカって神だよね - 物間君めっちゃ良き！他の作品も全部見ました！読んでて楽しかったです！これからも頑張って下さい！ (2022年4月5日 20時) (レス) @page32 id: d10ea473f1 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - ろーるけーきさん» わわ、こちらこそありがとうございます(笑)また暇な時に読み返してください(^^) (2021年9月14日 1時) (レス) id: 61a8510ca4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2021年6月3日 9時
