【番外編】好きになった理由 ページ28
「A組は問題ばかり起こしてるね！？」
ただただウザいと思ってた。
うちのクラスに顔を見せては煽ってくる。
煽りがすごくてここまで来ると尊敬レベル。
「Aさん、私もついて行きますわ」
「いーよ、いーよ。擦り傷だし」
それが変わったのは私が訓練で怪我をした日。
怪我と言っても膝を擦りむいただけ。
保健室まで歩いてると物間を発見。
嫌だな、正直苦手なんだけど…
「帰りは僕が送る」
「良いって言ってるだろー」
B組の…泡瀬くんだっけ？が保健室から出て来た。
彼を心配そうに見つめる物間。
へえ、そんな顔出来るんだ。
「でも心配だから」
「ほんとお前は…」
呆れたように、でもどこか嬉しそうに笑う泡瀬くん。
ふたりがこっちに歩いてくる。
隠れようとして擦りむいた膝が壁に激突。
「いっ…！」
「わ、大丈夫？」
転びそうになった私を受け止めたその腕。
それが物間のものだと分かると冷や汗が止まらない。
絶対何か言われる。
「…大丈夫です」
「膝から血出てるじゃないか、保健室に…」
「あ、誰かと思ったらA組の」
泡瀬くんの言葉に物間がフリーズ。
何で言っちゃうの…！
「A組？」
「あの、その…」
「…まあ、何でもいいけどその怪我放っておくのは良くないんじゃないの？」
「え」
絶対煽られると思ってたから想定外。
いや、物間からしたら煽りなのかもしれないけど。
「歩ける？泡瀬、ちょっと待ってて」
「おー」
壁にぶつけた事で悪化してた私の膝。
物間に手を引かれて思った。
ちゃんとヒーロー志望じゃんって。
「今まで悪い奴だと思ってた」
「何を言ってるんだい！僕こそ雄英の模範的な生徒だよ！」
「…見直したのに」
苦手だと思っていたけど関わってみるとたまに腹立つ事はあっても案外面白くて。
何より安心感があった。
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りょうまる。 - ちょっ、、えぇ、物間ｧ、、、、 最高やんけ、、、 (7月19日 22時) (
レス) @page32 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 平和ぁ〜 (2023年5月6日 18時) (レス) @page32 id: a9cb26251b (このIDを非表示/違反報告)
一彩しか勝たん(プロフ) - これ最高ですね!最推しが尊い… (2022年4月8日 0時) (レス) id: 751f40b056 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカって神だよね - 物間君めっちゃ良き！他の作品も全部見ました！読んでて楽しかったです！これからも頑張って下さい！ (2022年4月5日 20時) (レス) @page32 id: d10ea473f1 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - ろーるけーきさん» わわ、こちらこそありがとうございます(笑)また暇な時に読み返してください(^^) (2021年9月14日 1時) (レス) id: 61a8510ca4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2021年6月3日 9時
