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◎出会ったのは #茶 ページ46

虫「おはようございます」
「おはようございます〜〜」

先に来ていたバイト仲間に挨拶し、荷物をロッカーにしまって準備をしていると。

店長「あ、金澤くん」

虫「おはようございます」

店長「ちょっと金澤くんに頼みたいことがあってね」

…嫌な予感がする。
虫「…なんですか」

店長「今日から新しい子入るんだけど、その子に色々教えてあげてほしいんだよね」

ほら、予感的中。
できるだけ関わらないようにしようって昨日決めたばっかなのに、、

店長は、絶望の表情をしているであろう僕を置いて、「じゃ頼んだよ〜〜」と去っていった。この無責任店長!!
…はぁ。最悪だけど、いつまでもうじうじ考えてても仕方ないか。
ぱっと教えてさっと終わらせよう。

ドアの方から楽しそうな声が聞こえてくる。
聞き覚えのあるバカそうな声と、知らん女の人の声。

せめて髪は落ち着いた色であってくれ…
僕はそんな小さな願いと共に、開くドアを見つめた。

『…失礼します』

虫「……」

びっくりして声が出なかった。…あまりにもその、綺麗…じゃなくて、予想外だったから。

黒くて長い綺麗な髪は彼女の動きに合わせてさらさらと揺れ、メイクは自然で主張しすぎないがそれだけでぱっと目を引く。

店長「あ、みんな集まって〜〜」

店長が声をかけると、ドア付近に全員が集まった。

店長「今日から入ってくれる小栗さんです。飲食店のバイトは初めてらしいから色々教えてあげてね」

『おはようございます。今日からお世話になります小栗Aです。初めての飲食店で緊張していますが、早く仕事を覚えて力になれればと思います。よろしくお願いします!』

店長に目で促されると、一人一人と目を合わせながらハキハキと喋りだした「小栗さん」。
拍手と共に、よろしく〜〜と声が飛び交う。

店長「詳しいことは、えーっと、あ、そこの金澤くんが教えてくれるから。」

背伸びして僕を見つけ、『よろしくお願いします』と微笑んだ。

店長「はい、じゃあそれぞれ準備再開して〜」

店長の声で各々自分の準備を始める。

小栗さんは、てつやと一言二言話してから僕の方に駆け寄ってきた。

『改めまして、小栗Aです。ご指導よろしくお願いします!』

そう言うと、勢いよくおじぎをして笑顔で僕を見つめる。ふーん、礼儀はちゃんとしてるじゃん。割とまともな人そうで一安心。

虫「金澤です。よろしくお願いします」

「ついてきて」とだけ言って店内に歩いていくと『はい!』と元気な声が返ってきた。

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国産小麦のちーずぱん(プロフ) - 金魚きんぎょさん» 嬉しいですほんとにモチベになります(;_;)ありがとうございます! (2020年11月1日 22時) (レス) id: 0153e246cb (このIDを非表示/違反報告)
金魚きんぎょ(プロフ) - この作品好きです! (2020年11月1日 20時) (レス) id: c103e928da (このIDを非表示/違反報告)
国産小麦のちーずぱん(プロフ) - 望愛さん» うわぁ嬉しいお言葉ありがとうございます!楽しんで頂けるよう頑張ります(;▽;) (2020年9月28日 7時) (レス) id: 0153e246cb (このIDを非表示/違反報告)
望愛(プロフ) - 初コメです!作品拝見しました〜!!これからの更新すごく楽しみです!!応援してます!!! (2020年9月28日 0時) (レス) id: 51ee6da544 (このIDを非表示/違反報告)
国産小麦のちーずぱん(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» コメントありがとうございます。その言葉、本当に励みになります(;_;)橙さんですね、了解しました! (2020年9月27日 19時) (レス) id: 0153e246cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:国産小麦のちーずぱん | 作成日時:2020年9月26日 15時

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