【黒子のバスケ】元明洸中の女の子はキセキの世代と合宿をしました【花宮真・黛千尋】

過去編-自覚- ページ17

貴方side

花宮「お前………足……」

貴「！？」



なんで分かってしまうんだろう



花宮「いつからだ」

貴「……準決勝戦」



実は準決勝戦のとき、
少し無理をして足を痛めた。

元から膝が良くなかったからか、
負担をかけてしまっていて
今はテーピングをしている。



花宮「………この試合は出るな、
それ以上膝に負担かけたら
2度とバスケできなくなんぞ」


貴「でも……中学最後の試合だから…
しかも、せっかくここまで来たんだ。
私がここでやめるなんて出来ないです」


花宮「そうかもしれねーけど」




貴「大丈夫ですよ、
さっさと勝って怪我も治しますから。
そしたら、また一緒にバスケしましょうね」

と言い私は走っていった。



花宮「ちょっ、お前！」





花宮さんが何か言おうとしてたけど、
ごめんなさい


きっと何を言われても私は…
試合に出るから。








それにしても…

貴「好き…」



今、自覚してしまった。



リストバンドを見ると
自然と頬が緩む。



花宮さんが
これを大切にしていたことは知っていた。


なのに私に……




貴「絶対勝ちますから花宮さん」



そう呟き私は
チームメイトの方へ歩いて行った。

過去編-問題ない-→←過去編-嬉しい-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す