【JOJO】私の奇妙な日常【混部】

４：イタリアのイケメン登場！その１ ページ4

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「つ、着いた……！」

　私はなんとか飛行機に間に合い、無事、イタリアに到着した。

　……けど。

「うーん……どこにいるのかちゃんと聞いておけばよかった……」

　幼い頃にあっただけだから、もちろん携帯なんて持っていなかったし、私は人見知りだから緊張してお兄ちゃんとあまり話せなかったからなあ……

　今はイタリアにいるってことはお父さんに教えてもらったから、住んでる場所も知ってたかもしれないのに聞かなかったなんて……私の馬鹿さ加減に呆れるよ。


　行き場のない私は、空港の外にあるバス停をひたすらぐるぐる回っている。
　ぐるぐる……
　ぐるぐる……


「もしかして、道に迷っているのかい？」

「ふぇッ……！？」

　突然後ろから声をかけられ、思わず変な声が出てしまった。
　後ろを振り返ると、背の高い見知らぬ男性が二人立っている。

　うわ……イタリアのイケメンだ……

「そ、そうです……」

　私がそう答えると、イケメン二人は顔を見合わせて何かを確認しているように見えた。
　どうかしたのだろうか。

　なんというか、このまま立ち去るわけにもいかないので、じっと、二人を見ていた。

　イケメンだけど……色々奇抜だなあ。一人はジッパーがいっぱいついているし、もう一人は丸い穴がいっぱい空いている。

　奇抜だけれど、目の保養だ……

　もう少し見ていたい気持ちもあるが、このなんとも言えない空気に私は耐えきれなくて

「あ、あの……どうかされましたか……？」

　と、尋ねた。

　すると、予想外の答えが返って来た。


「君の名前は、A・ブランドーだね」


「……え」


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