20:突然のシリアス? ページ20
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「私は……私が、持っているのはスタンドじゃあなくてただのカッターナイフよ」
私は苦し紛れにそう言った。これで完全に疑われないってことはないだろうけど、ちょっとはごまかせただろう。……多分。
「「カッターナイフ!?」」
「……うん、いざとなったらカッターナイフでぐさっと」
ぐさっと。……なんてする機会は訪れないでほしいけれど。
チラッと二人の方を見てみると、目が合ったブチャラティさんに
「A、そんなことはしちゃあダメだぞ……?」
って本気で言われた。
本物のギャングに諭されてしまった。
「さすがに、滅多なことがない限りそんなことはしませんよ」
正直、何かあった時はお父さんがすぐ来てくれるような気もするんだよなあ。
「そうか」
うーん、納得してくれたのかな……?
「とりあえず、何かがあってからじゃ遅いので、明日から早速護衛しますね」
……ん?護衛はするのね?
明日からか……明日……!?
「私、明日から学校なんだけど……」
「え」
そう、明日はあの忌々しい月曜日なのだった。
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零-レイ-(プロフ) - ありがとうございます! (2018年12月16日 18時) (レス) id: 9b44976fd5 (このIDを非表示/違反報告)
こまい。(プロフ) - 零-レイ-さん» こちらに掲載させていただきました! https://ulog.u.nosv.org/item/komakomaisan/1544948455 (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6b901b843a (このIDを非表示/違反報告)
こまい。(プロフ) - 腐れホットドッグ(原材料肉まん)さん» 全然遅くないですよ!!ありがとうございます。拝見させていただきます! (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6b901b843a (このIDを非表示/違反報告)
こまい。(プロフ) - 零-レイ-さん» 遅くなって申し訳ないです、、、。こちらには話のみを掲載するという密かなこだわりがありますので、ブログの方に掲載させていただきますね。 (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6b901b843a (このIDを非表示/違反報告)
腐れホットドッグ(原材料肉まん)(プロフ) - 遅くなってしまい申し訳ございません!→ http://uranai.nosv.org/u.php/novel/izayoi398/ (2018年12月15日 1時) (レス) id: 71d78afbe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こまい。 | 作成日時:2018年11月30日 19時