19:突然のシリアス ページ19
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「ところで、護衛の件だが……」
昼食を食べ終わったところで、ブチャラティさんがそう言った。
「あ、忘れてた」
「忘れないでください」
初流乃は素早く私に突っ込んだ。
「で、でもさ、私を護衛って言っても別に治安がすごく悪いわけでもないし……わざわざ守ってもらわなくても大丈夫よ?いざとなったら、」
スタンド、と言いかけてやめた。普通の人にこれは見えないのだから。
「いざとなったらなんですか?まさかスタンドじゃあないですよね」
「え……?」
なんで初流乃の口からその言葉が出てきたのだろう。いや、わかってる。それは初流乃が私と同じくスタンドを持っているから。
「そんな反応をすると言うことは、A、君も持っているんだな」
どう答えていいのかわからない私に、ブチャラティさんは言った。
「別に、責めているわけじゃあないんだ。ただ、持っているのかどうか、それだけ教えてくれたらいい」
「そ、その……」
優しいこの人たちからたまに感じる少し怖いというか、張り詰めたような空気は、ギャングだからというわけだけではなく、スタンドの何かを私が感じていたのかもしれない。
「私は……」
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零-レイ-(プロフ) - ありがとうございます! (2018年12月16日 18時) (レス) id: 9b44976fd5 (このIDを非表示/違反報告)
こまい。(プロフ) - 零-レイ-さん» こちらに掲載させていただきました! https://ulog.u.nosv.org/item/komakomaisan/1544948455 (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6b901b843a (このIDを非表示/違反報告)
こまい。(プロフ) - 腐れホットドッグ(原材料肉まん)さん» 全然遅くないですよ!!ありがとうございます。拝見させていただきます! (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6b901b843a (このIDを非表示/違反報告)
こまい。(プロフ) - 零-レイ-さん» 遅くなって申し訳ないです、、、。こちらには話のみを掲載するという密かなこだわりがありますので、ブログの方に掲載させていただきますね。 (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6b901b843a (このIDを非表示/違反報告)
腐れホットドッグ(原材料肉まん)(プロフ) - 遅くなってしまい申し訳ございません!→ http://uranai.nosv.org/u.php/novel/izayoi398/ (2018年12月15日 1時) (レス) id: 71d78afbe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こまい。 | 作成日時:2018年11月30日 19時