四天才 ページ5
甲斐「調子乗ってんじゃねぇよ！！」
せんせいの隙を突いて、甲斐くんは再び先生に迫る。けれどせんせいは甲斐くんを躱し、床に組み敷き…甲斐くんから没収したナイフを取り出した。
まさか、甲斐くんを殺…!?
柊「調子に乗ってるのはお前の方だろ。」
『ぶっきーせんせー！すとっぷー！！』
ぶっきーせんせいの腕にしがみつき、甲斐くんめがけてナイフを下ろせないように無我夢中で抱きしめる。
たしかに甲斐くんは怖いし、すぐキレるし、机とか椅子とかすぐ蹴っ飛ばすし、怖い。
…けど、だからって甲斐くんを刺していい理由になんかなるわけがない。
柊「翠川、分かったから。冗談だって。」
『ほんと…!?』
柊「本当本当。ほら、もうこれ仕舞うし甲斐は離してやるからさ。」
そう言って、せんせいは甲斐くんから離れた。甲斐くんはさっきの影響からか、放心していて、虚ろな目で私を見つめた。
『かいくんだいじょうぶ…？』
甲斐「……テメェがいなくても俺だけでよかった。余計なことすんじゃねぇよバ川」
『うん、ごめんねぇ。ついからだがふわわ〜ってなっちゃって…』
私達のやりとりが終わったのをきっかけに、ぶっきーせんせいが話を始めた。
「どうやらまだ、状況を飲み込めていないようだなぁ…
.
＿＿なら、これでどうだ。」
せんせいが腕時計をトントンと押した。腕時計からは、ピッピッと高い電子音が、して……
『皆！頭守っ＿＿！』
私の叫びよりも遥かに速く、遥かに大きい爆発音が、教室…いや、学校全体を大きく揺らす。
皆は耳を塞いでしゃがんだりする人もいれば、怖さから言葉を失い震える人もいた。
…怖くて思わず目を閉じ耳を塞いだ私を、甲斐くんが抱きしめ、揺れの影響を和らげてくれた。
『かいくん…』
甲斐くんは怖い。怖いし、すぐキレるし、机とか椅子とかすぐ蹴っ飛ばすし、怖い…
甲斐「…これで借りは返したからな。」
けど、咄嗟に私を助けてくれた。
…やっぱり、甲斐くんは絶対に死んじゃダメな人だ。
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未来(プロフ) - 2カ条っていうのが気になりました。2カ条というところはあるかもしれませんが基本ニ教の表、裏と言います！面白いので頑張って投稿して下さい！！ (2019年2月22日 16時) (
レス) id: 992a2d29b1 (このIDを非表示/違反報告)
黒玄@学生(プロフ) - 無音さん» 女の人が優しいことを祈りましょう…！これからも応援してます！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: ae6add9199 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 黒玄@学生さん» ありがとうございます！訂正行ってきます！！真壁くんの女に怒られてしまいますね！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
黒玄@学生(プロフ) - 無音さん» 私が気づいた限りだと、9、12、17話です (2019年1月25日 7時) (レス) id: ae6add9199 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 黒玄@学生さん» 本当ですか!?推しの名前を間違えるなんてファン失格…何話に真鍋くんがいるのか教えていただけると幸いです！！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無音
| 作成日時：2019年1月14日 3時
