一バカ ページ2
あふぅ、と欠伸を一つ。まだ眠たげな眼を擦り、至る所ハネている髪をぴょこぴょこ揺らしながら、『私立魁皇高等学校』の門をくぐる。そんな彼女に声をかける女子2人がいた。
宇佐美「すいちゃんおはー！」
『むむ〜？うさみとうおずみだぁ〜おはよ〜〜』
魚住「相変わらずマイペースだな〜！もうすぐ遅刻でっせ〜!?」
『いーのいーの。どーせかいくんたちもちこくだから〜〜』
宇佐美「あはは、そっか！じゃ、ウチらお先〜〜！」
そう言って2人は彼女の前を走っていった。当のすいちゃんこと翠川Aは走ろうとしない。もうすぐ予鈴が鳴るというのに、のんびりと歩いている。階段に至ってはスピードが1/10になった。
ようやくゴールの教室がある回へたどり着いた…かと思いきや、廊下一体が段ボールまみれとなっていた。その段ボールの中心には、滑車を動かしていたらしき担任の柊一颯がいた。
『ぶっきーせんせ、だいじょーぶ〜〜？』
柊「…あぁ、翠川か。」
『もしかしてうちゅーじんがどばばーんってぶつかってきたの〜？ぶっきーせんせ、すいちゃんがこのダンボールをてれぱしーできれいにしてあげるよ〜〜』
柊「…大丈夫だから。翠川、さっき予鈴聞こえたろ。ほら、早く行きな」
『……そっかぁ。じゃあまたきょうしつで〜』
彼女は柊に笑顔を見せて、教室へと向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1285人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
未来(プロフ) - 2カ条っていうのが気になりました。2カ条というところはあるかもしれませんが基本ニ教の表、裏と言います！面白いので頑張って投稿して下さい！！ (2019年2月22日 16時) (
レス) id: 992a2d29b1 (このIDを非表示/違反報告)
黒玄@学生(プロフ) - 無音さん» 女の人が優しいことを祈りましょう…！これからも応援してます！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: ae6add9199 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 黒玄@学生さん» ありがとうございます！訂正行ってきます！！真壁くんの女に怒られてしまいますね！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
黒玄@学生(プロフ) - 無音さん» 私が気づいた限りだと、9、12、17話です (2019年1月25日 7時) (レス) id: ae6add9199 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 黒玄@学生さん» 本当ですか!?推しの名前を間違えるなんてファン失格…何話に真鍋くんがいるのか教えていただけると幸いです！！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無音
| 作成日時：2019年1月14日 3時
