呪われたコンビニ店員【呪術廻戦】

プライド ページ9

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私には彼氏がいる。




先日悠仁くんに言われた通り
よくデートをドタキャンしてくる男。
大学は違う。インカレで出会った男。
そして、私が浮気を見逃した男


「やっほうA、お前のバ先ってこんなところなんだな」



ちょいちょい煽り癖がある男。
なんでこんな男を選んでしまったのか、私はかなり後悔している。じゃあ別れればいいじゃんて？


そんなの出来たらやってるよ。



彼は別れると言ったら死ぬって言うタイプ。
相当めんどくさいし、私もズバッと言えない。
そういうことに限っては




「なぁ、さっきの男誰」



『誰って、同じバイト店員。私一応バイト中だからさ、長居しないでよ？』



「ハハわり、Aさ。ちょっとだけ外でてこいよ。俺車で来てんだけど渡したいもんあってさ」



『……5分以内ね』



「はいはい」



バイト仲間にそう伝えて、
店を出て彼氏が車の扉を開いたかと思えば顔面を掴んで車に押し込んできた。



『ちょっ！どういうこと！！』



「やっぱお前ここのバイト辞めろよ、浮気してんだろ俺に隠れて」



してねぇよ！！疑いたいのはこっちだわ！！と叫びたい程だった。苦しいなぁと思っていると、途端スっと身体が軽くなる。




「君さぁ、こんな店先で店員襲いかけとか笑えないよ？」



スカルプチャー！！！じゃなくて、



『五条さん？』




「そうだよ〜、呼ばれて出てきた五条悟でぇ〜す！」



「俺、こいつの彼氏なんで。心配することねーっすよ」



「首絞めてる時点でアウト、声デカすぎて話聞こえたけど君さぁ、嫉妬してんの？ｳﾜｧ、めんどくさい男って捨てられるんだよ？」



彼はプライドが高い。
自分を貶されるとさぞお怒りになる。



だけど五条先生の顔に文句は言えないわな、彼氏は逃げ帰った。あれは顔面国宝、いや世界の宝よ



『あの、五条さんありがとうございました』



「んーん、厄介なのが憑いてるなと思ってさ」



厄介なの？
いやでも助かった。





メールで別れよって言われたけど。
浮気を見ないことにしちゃったけど
これはいい機会だった

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