呪われたコンビニ店員【呪術廻戦】

テスタメント ページ34

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「俺は…Aを殺すつもりなんかなかった…」


愛してる女を殺すのは俺の趣味じゃない。
初めて理解した。この人私のこと好きなんだ。


「敵までも惚れさせちゃって、流石稀代の魔女の末裔」


『末裔って』



才川くんはすぐに取り押さえられて、
気づいたときにはいなくなっていた。


『…コンビニ、大破してるし』



「僕らの方で処理しておくから心配ご無用！」



さて、めんどくさい呪詛師は捕まえたし、
残る問題は、君の処遇だ。と五条さんに告げられる。


「そんなに首元守らなくても、死刑になんてされないですよ」


『流石に人殺しとかテロとか起こしたことないのに死刑とか笑えない』


だけど、なんだろう処遇って。


「君の呪いをどうにかしないと、この先一生めんどくさい男に絡まれ続けるし、それが転嫁して弟の身にまた危険が起きたりするかもしれない。あの子は君とは逆に、加護の呪いがかかってるけど、それはあくまで呪術に関することだから、実際の事故とかは防ぎきれない」




『…え、じゃあ弟の事故って私のせいなんですか？』


「正確には、君のことを好きだった才川クンが君の弟を深い関係だと勘違いして起こした事故だね」



は？最低。



『え、待ってください。私の血が呪われてるんでしょ？どうやって解く…全身の血液入れ替えとか間違いなく死にますよ』



「そんな物理的なことしないよ」



君の弟の呪いと中和させる
中和ねぇ、もう意味がわからない。
どうやって呪いを中和させるんだよ



「Aさん、今要監視対象になってるからさ」



『要監視対象？何それ』



「呪術規定に則って、特級相当の呪いが付与されている人間は要監視対象として監視されてるんです」



『え、じゃぁ私監視されてたの？』



「監視って言ってもちょいちょい様子見るだけだよ、だからコンビニによく僕らきてたでしょ？」



いや、コンビニに来る目的が私の監視って
思うわけないだろ、コンビニの使い方間違えてるわ。



「とりあえず、このままじゃAさんが死ぬまで男に苦しめられるのは目に見えてるから、この際パッと解いちゃいましょう」



すごく簡単そうに言ってるけど、
実は血液全部抜きますとか言われたら私失神すると思う。

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