コンパニオン ページ12
□
「A、髪跳ねてる」
『……ほんとだ』
この男はバイト仲間。
ちなみにこの前遅刻してきたのがこの男。
『才川くんは、すぐものなくさない』
「ごめん」
本当はもっとぶちギレたかった気持ちもあった。
だけど、この男才川はどこかしら抜けている。
ホントに申し訳ないけど、注意力が散漫だというか……
まぁ、うん。
「ねー、あの抹茶のやつってないの?」
『あ、五条さん。抹茶ね、そこの棚に移動したんです』
「ほんとー?ありがと」
また五条さんだ。
「あの人よく来るの?」
『うん、才川くん見たことないの?』
「俺が1人の時は来たことないかも」
まぁ、悠仁くんがあまりに来るからだいたいこの日いるなっていうの把握されてると思うけど、、
コンビニに来るかどうかなんか気分だもんなぁ
「あ、そうだこないだの彼氏どうなった?」
大丈夫そう?と聞かれた。
うぉいうぉいうぉい。今隣にバイト仲間がいるの、
五条さんが帰ったあと気まづくなるだろうからやめてよ
『あはは、五条さんのおかげで別れられました』
「僕のおかげ?」
『……その、あー……浮気を前に見なかったことにしちゃって、私そういうの全然言えないから、機会を伺ってたんですよね』
私も私でなんで正直に口が動いてしまうんだろうねぇ。
「君面白いくらい悪い男に好かれそうだからね、気をつけなよ」
『え"悪い男って』
「んー、DV男とかメンヘラとかを引っ掛けそうだなってこと!」
私の反応をみて、当たり〜?という五条さんは
今日も今日とて美しいけど怖い。
なんでそれを知ってる……?
『え、私そんなに見た目からダメ男に引っかかりそうですか?』
「うん、相当タチ悪そうなのに絡まれて生きてきたんじゃない?」
そうそうその通りと言いたかった。
私の男遍歴は最悪だったから。
「いつか刺されそうだね」
『え、それは困ります』
それは本当に怖いからやめて欲しい
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reia(プロフ) - 私、占いツクールで布教活動をしているのですが、この作品、とても好きなので布教してもよろしいでしょうか? (2022年5月1日 14時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
すずもり(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!乙骨先輩推しなのでだしてくれると嬉しいです(*¨*)♡更新頑張ってください(ㅅ´ ˘ `)♡ (2022年3月31日 7時) (レス) @page13 id: 850617dc48 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 更新楽しみにしてます!こういうリアルめな作品って自分ももしかしたらって思えちゃうのでお話に入り込みやすくて好きです! (2022年3月30日 0時) (レス) @page10 id: baa476838b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Lerian | 作成日時:2022年3月25日 1時