やっと ページ33
〜your side〜
夏喜くん達が試合に勝った。
怪我は凄く心配だけど、最後のシュート、カッコよかったなとか思いながら急いで会場の裏に回る。
もしかしたら病院に行くかもしれないから早めに感想を伝えたかった。
そして裏の方に行くといたのは颯太くん。
颯「A。」
「あ、颯太くん。お疲れ様!誰が待ってるの?」
颯「俺?俺は…」
颯「A来るかと思って待っとった。」
「え?」
颯「諦め悪くてほんまごめん。でも、どうしても最後に、もう一回言って、区切り付けたいねん。」
颯「俺、Aのこと大好きやで。ずっと側にいて、誰よりも幸せにする。」
私の手をギュッと握って颯太くんの胸の前に持っていかれる。
颯「Aの想い人って俺じゃ、、アカンの…?」
少し涙目になりながら告白をしてくる颯太くんに心がギュッと締め付けられた。
でもこんな甘い告白を受けたのに今の私の心の中には彼じゃない人のことでいっぱいだった。
「ごめんね、私颯太くんとは付き合えない。」
颯「………ぅん。ちゃんと言ってくれてありがと。スッキリした。」
するとパッと手を離されて颯太くんの温もりが離れる。
「ごめんね…。」
颯「何でAが謝るん笑。俺が勝手に伝えただけなのに。」
颯太くんがはにかんで笑う。まだその笑顔には辛そうな感じがして少し心が痛い。
颯「最後やから、、最後に一回、抱きしめてもええ?」
私には否定する理由は無いし、試合に勝ったご褒美的な感じに捉えて頷いて、少し腕を広げる颯太くんに一歩近づいた、、
はずだった。
?「颯太。」
「うわっ!」
急に誰かに腕を引かれてその人の胸の中に体がボブッと沈んだ。誰かと上を見ると
夏喜君が立っていた。
そして何故か抱きしめられてる体勢になっている。
「!?」
堀「ちょっとA借りるぞ。」
颯「どうぞ堀夏くん。もう僕の話は終わったんで。」
「え、ちょ。」
堀「ん。Aこっち。」
夏喜君に少しだけ荒く手を引かれる。慌てて颯太くんの方を見るとさっきより明るい笑顔で
颯「ありがとうなA。」
と言いながら手を振っていた。
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ココア(プロフ) - えーりさん» 私えーりさんのお話し大好きです!exiletribeは大変?!のなっちゃん特に好きですっ!!年下の姐さんも楽しみに待ってます(*´∇`*) (2020年12月29日 18時) (レス) id: c818120593 (このIDを非表示/違反報告)
えーり(プロフ) - ココアさん» もちろんです!次のお話まってます!私の作品も読んでもらえるともーすっごいうれしいですね、はい笑 (2020年12月27日 22時) (レス) id: f02ca52ca0 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - えーりさん» えーりさん!( ; ; )コメントありがとうございます!私もえーりさんのお話し大好きなので嬉しすぎます!次のお話しも是非読んでいただけると嬉しいです!! (2020年12月26日 14時) (レス) id: c818120593 (このIDを非表示/違反報告)
えーり(プロフ) - 完結おめでとうございます(T^T)ココアさんの書く小説大好きです!!また読ませてもらいますね! (2020年12月26日 10時) (レス) id: f02ca52ca0 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - あやなさん» 素敵な案をありがとうございます!!是非入れさせていただきます!! (2020年8月4日 19時) (レス) id: 2d0a5676da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ココア | 作成日時:2020年6月30日 8時