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大樹先生が急いで救急箱を持ってきて処置を始める。
どうやら当たりどころが悪くてこめかみを切ってしまったらしい。
大「ヤバイヤバイ、止まらない…。」
傷が酷いのか大樹先生の顔の色がどんどん悪くなる。
大「もう今日の試合は…」
堀「やだ!!」
大/勇/颯「!?」
堀「先生、お願いします。俺出れるから試合出させて下さい。」
頭を下げても大樹先生の顔色は曇ったままだ。でも俺だってここは譲りたくない。
大「でも傷が…。」
?「そんぐらいの傷だったら止められんぞ。」
すると後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
颯「黎弥くん?」
大「ちょちょ、何勝手に入って…。」
黎「んなのどうだっていいだろ。」
黎弥はギロッと大樹先生を睨んで黙らせる。
堀「さっき言ってたけど黎弥これ止めれんの?」
黎「当たり前だろ。今まで怪我は全部自分で治してきたんだから。ちょっと貸せ。」
大樹先生から救急箱を取ってテキパキ処置をしていく。
勇「え、止まった!!」
堀「……。」
黎「ただわりぃ。完全には治せてねぇからまだ不安がある。あんなに動けば、、これが持つのは5分だな。」
5分…。普通なら短い、でも
勇「なら大丈夫!残りは後3分だから。」
大「でももし夏喜に何かあったら…。」
堀「黎弥ありがとう。お陰で助かったわ。」
こめかみに貼られたガーゼを少し押さえながら立ち上がる。
黎「別にこんぐらいいいよ。」
黎「助けたんだし成功させろよ。」
ポンと俺の肩に手を置いて初めて見るぐらいの笑顔に黎弥って不良なだけと思った自分を反省する。
堀「ああ。」
全員で大樹先生を凝視する。すると大樹先生は大きなため息をついて俺を見つめて口を開いた。
大「分かった、分かったよ!夏喜行ってこい!」
堀「ありがとうございます!」
大樹先生に深くお辞儀をして俺はもう一度コートに足を踏み入れた。
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ココア(プロフ) - えーりさん» 私えーりさんのお話し大好きです!exiletribeは大変?!のなっちゃん特に好きですっ!!年下の姐さんも楽しみに待ってます(*´∇`*) (2020年12月29日 18時) (レス) id: c818120593 (このIDを非表示/違反報告)
えーり(プロフ) - ココアさん» もちろんです!次のお話まってます!私の作品も読んでもらえるともーすっごいうれしいですね、はい笑 (2020年12月27日 22時) (レス) id: f02ca52ca0 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - えーりさん» えーりさん!( ; ; )コメントありがとうございます!私もえーりさんのお話し大好きなので嬉しすぎます!次のお話しも是非読んでいただけると嬉しいです!! (2020年12月26日 14時) (レス) id: c818120593 (このIDを非表示/違反報告)
えーり(プロフ) - 完結おめでとうございます(T^T)ココアさんの書く小説大好きです!!また読ませてもらいますね! (2020年12月26日 10時) (レス) id: f02ca52ca0 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - あやなさん» 素敵な案をありがとうございます!!是非入れさせていただきます!! (2020年8月4日 19時) (レス) id: 2d0a5676da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ココア | 作成日時:2020年6月30日 8時