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スタ●でラテを頼んで、それを持って街をブラブラ。
側から見たら、これってデートに見えるのかな。
街にはダンスをしてる人がいたり歌を歌ってる人がいたり…それを鑑賞したり、店を見て歩いたり、ゲーセン行ってプリクラ撮ったり…と随分と久し振りにこんな金を使った気がする。
『全部おごってもらっちゃって…』
洸希「あー、全然気にしないで。
俺がしたくてしてるわけだし、俺が誘ったから。」
『でも…』
洸希「いいから。
もう暗いし、送ってく」
『全然気使わないで!私一人で帰れるし!』
洸希「友達なんだからそれぐらいさせて」
『…うん、わかった。
じゃあ、お言葉に甘えようかな』
楽しい時間もあっという間で
もう帰る時間に。
帰るときも話は絶えず、ずっと笑っていた気がした。
『洸希君は笑ってたほうがいいよ』
洸希「そういえば、学校で笑うことなんてそうそうないな…まあ笑うほど面白いことなんてないからね」
ずっと笑顔でいるほうが気持ち悪いでしょ、というとそれもそうだねと笑う市川A。
『ていうかさ、名前全然呼んでくれないよね。私の名前もしかして知らない?』
洸希「いや知ってるよ、知ってるんだけど、なんて呼んだらいいかわからなくて」
『なんだ。そーゆーことね
じゃあ…Aって呼んで!』
洸希「A…」
『うん!そう!』
洸希「じゃあ俺も、洸希君じゃなくて洸希って呼んで」
『ハハッ、本当に私たち仲良しになった気分』
洸希「うん、そうだね。」
こうしてるうちにも、市川A…いや、Aの家が近づいてきた。
洸希「あれ、案外うちから近い」
『そりゃ、同じ学校通ってるんだから。
今日は誘ってくれてありがとう。
また明日ね!洸希!』
洸希「うん、またね。A」
お互いむず痒い気持ちになってそれを誤魔化すようにふふっと笑う。
また明日。
その言葉がちょっと嬉しくて
明日の学校がこんなにも待ち遠しくなったのは、生まれて初めてだった。
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花姫(ソヨン)(プロフ) - しぃたむさん» コメントありがとうございます!更新遅れていて申し訳ございません…!当方、学生であるため、テストが終わり次第更新します! (2019年10月10日 17時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
しぃたむ(プロフ) - 続きが見たいです!!!!!! (2019年10月9日 23時) (レス) id: 3cf689c57d (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - ゆんさん» 分かりました!ありがとうございます! (2019年8月19日 9時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 咲希(ソヨン)さん» こんなコメント受け入れて下さりありがとうございます<(_ _)>私が見たのは12話辺りだったと思うんですけど、見返してみたら直ってましたので大丈夫です!(^^)更新頑張って下さい (2019年8月8日 1時) (レス) id: f15f360086 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!どの辺ですか…?教えていただけると嬉しいです! (2019年8月6日 9時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲希(ソヨン) | 作者ホームページ:
作成日時:2019年7月23日 14時