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洸希「昨日の用事ってなんだったの?」



『んー、秘密。』







あのあと、なんとか落ち着いたA。
もういつも通りだった。






だけど俺以外の男が横を通るだけでもビクビクと怯えるようになった。



いわゆる、トラウマだ。
男に恐怖心を抱くようになり、
その度に呼吸が荒くなる。









洸希「秘密ってなんだよ」



『秘密は秘密なの!それより昨日は私がいなくて寂しかった?』



洸希「うん」



『…っ、もう!なんかもっとこう…全然寂しくなかったし、みたいに否定して欲しかったんだけど!』



洸希「寂しいものは寂しいでしょ。
それにクソつまらなかった。ずっと寝てたよ」



『もしかして……授業プリント…』



洸希「あ、忘れてた」



『もうー!!!』






プリプリと怒るA。
怒っても怖くない。むしろかわいい。






洸希「ごめんって」



『あとでもらいに行かないとかぁ……』



洸希「俺も一緒に行くから。」



『いいよ別に…』



洸希「行くって言ったら行く。」






また何かあったら今度は俺、そいつのこと殴り殺すかもしれないし。







「……」






俺たちが話してると、どこからかとても熱い視線を感じた。

Aは気がついていないんだろうけど、俺はすぐにわかった。



なんか、恨みを持っているような
強い感情を持った視線。






『洸希?』



洸希「ん?」



『聞いてた?』



洸希「うん、焼肉のことでしょ?」



『ちがーう!確かに焼肉行けなかったのは残念だったけど!!』




洸希「あれ、違った?」




『やっぱ聞いてないじゃん』





ぷくっと拗ねる姿も
なにもかもが愛おしく感じて


ああ俺まじでここ数ヶ月で
こんなにも人を愛せるようになったんだなって。






でも俺の気持ちがもしAにとって迷惑なら、もう好きっていう気持ちは封印しようと思う。





Aが親友のままでいたいって言うなら、Aへのこの想いを諦めて親友でいようと、決めた。









それでAの側にいれるなら。




俺のこの気持ちごときで、Aの側にいれなくなるのなら、感情なんて。









俺の中で、いつしか
う思うようになった。

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設定タグ:SUPER★DRAGON , スパドラ , 田中洸希   
作品ジャンル:恋愛
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花姫(ソヨン)(プロフ) - しぃたむさん» コメントありがとうございます!更新遅れていて申し訳ございません…!当方、学生であるため、テストが終わり次第更新します! (2019年10月10日 17時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
しぃたむ(プロフ) - 続きが見たいです!!!!!! (2019年10月9日 23時) (レス) id: 3cf689c57d (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - ゆんさん» 分かりました!ありがとうございます! (2019年8月19日 9時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 咲希(ソヨン)さん» こんなコメント受け入れて下さりありがとうございます<(_ _)>私が見たのは12話辺りだったと思うんですけど、見返してみたら直ってましたので大丈夫です!(^^)更新頑張って下さい (2019年8月8日 1時) (レス) id: f15f360086 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!どの辺ですか…?教えていただけると嬉しいです! (2019年8月6日 9時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲希(ソヨン) | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年7月23日 14時

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