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「それでさぁ〜!」
教室に入ると、机の上に座って下品に喋っていた女ども。
俺の姿を見ると、すぐさま机の上から降りていかにもなにもなかったですよ、と上品な女アピール。
ふっ、うける。
「あ、洸希君?」
洸希「…?あ、さっきの。」
さっきの女が、教室に入ってきた。
おぉ、ナイスタイミング。
ここじゃ話しづらいだろうから廊下に出て、話を聞くことにした。
洸希「んで、さっきの続きは?」
「うん…その、私の聞き間違えかもしれないし…はっきり断言はできないんだけど…」
洸希「…」
「Aちゃんが、危ないかもっていうこと。」
洸希「…は?どういうこと?」
頭が真っ白になった。
Aが危ない?
Aが、どういう風に危ないわけ?
「この前、トイレで聞いちゃったんだけど……作戦がどうのこうのって心菜ちゃん達が話してたの。その作戦の内容は話してなかったんだけど……今週中には作戦実行ねって笑って話してて……。いままでも洸希君が知らないところで、Aちゃん、心菜ちゃん達に影で陰湿なことされてて…」
洸希「…なんだよ、それ」
Aはいままでそんな素振り見せたことなかったし、ずっと笑顔だった。やっぱり、俺に隠してたってこと?
…ん?まてよ。
ていうかいま、この女なんて言った?
洸希「今週…中?」
「うん…」
今日は金曜日
今日で今週が終わる。
ってことは…?
「私、黙って見てることしかできなくて…だけど今回のは本当にやばいかもって思ったの。Aちゃんが泣き叫ぶ姿を想像しただけで笑えるって大声で言ってたから……相当ひどいことするつもりなんだと思う。
洸希「…っ!」
「私の聞き間違えかもしれないし、まだわから…っ!ちょ、洸希君…!」
今、あいつは一人で下駄箱にいる。
気がついた時には足が勝手に動いていた。
洸希「…っくそ」
.
.
俺の悪い勘は、やっぱり
当たってしまった。
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花姫(ソヨン)(プロフ) - しぃたむさん» コメントありがとうございます!更新遅れていて申し訳ございません…!当方、学生であるため、テストが終わり次第更新します! (2019年10月10日 17時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
しぃたむ(プロフ) - 続きが見たいです!!!!!! (2019年10月9日 23時) (レス) id: 3cf689c57d (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - ゆんさん» 分かりました!ありがとうございます! (2019年8月19日 9時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 咲希(ソヨン)さん» こんなコメント受け入れて下さりありがとうございます<(_ _)>私が見たのは12話辺りだったと思うんですけど、見返してみたら直ってましたので大丈夫です!(^^)更新頑張って下さい (2019年8月8日 1時) (レス) id: f15f360086 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!どの辺ですか…?教えていただけると嬉しいです! (2019年8月6日 9時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲希(ソヨン) | 作者ホームページ:
作成日時:2019年7月23日 14時