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「洸希くーん!!」
「きゃー!!!」
体育祭の練習中、女子は女子でバスケの練習をしていた。
「やー!市川A!パスしてってば!」
「市川A!ボール持って歩いたでしょ!」
群れをかき分けて、女子の方へと来てみたはいいものの…なんていうか。ちょっとばかりかめちゃくちゃ邪魔。この人たち。
なんかめちゃくちゃAの名前が聞こえるから来てみたけど、とても仲良くバスケをしている風には見えなかった。
『っ…』
Aは一人、汗だくだし
本当にこれ大丈夫か?ってぐらい。
洸希「やー、ストップストップ。」
「きゃっ、洸希君!」
「なんで女子の方まで??」
俺が止めに入ると、さっきまですんげー恐ろしい声でAに当たってた女も作ったような声で話しかけてくる。
態度変わりすぎ。
『…洸希、なんで?』
洸希「サッカーの試合が終わったから。
次は別のチーム同士の試合だし暇だったから来てみたんだけど…大丈夫?」
『なにが?』
洸希「めちゃくちゃ汗だくじゃん…水分は?」
『とってるよ、笑』
洸希「…辛くない?」
『え?なにが?』
洸希8「辛く当たられてたように見えたから」
『やだな〜、みんなそれだけスポーツに真剣ってことだよ。私バスケ苦手だからさ…ボールとかパスされると、どうしていいかわからなくて固まっちゃうの。それで多分みんながイライラするんだと思う。』
洸希「だからってあんな言い方…」
『私が悪いし、みんながイライラするのはしょうがない!もー!いいのいいの!洸希はあっちの方戻って!大丈夫だから!女の子たちが洸希に夢中で、これじゃあ試合にならない笑』
洸希「あぁ、うん…わかった」
『うん、また後でね〜』
笑顔で俺に手を振るAは、本当になんともなさそうだった。
…なんだ、俺の心配のしすぎ?
でも心のどこかでは、変な胸騒ぎがした。
.
「まただよ」
「それな。何回言えばわかるのかね?」
「洸希君の彼女気取りかって」
「うっわーほんとムカつくんですけど〜」
.
笑顔の裏に隠された真実は
誰もわからない
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花姫(ソヨン)(プロフ) - しぃたむさん» コメントありがとうございます!更新遅れていて申し訳ございません…!当方、学生であるため、テストが終わり次第更新します! (2019年10月10日 17時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
しぃたむ(プロフ) - 続きが見たいです!!!!!! (2019年10月9日 23時) (レス) id: 3cf689c57d (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - ゆんさん» 分かりました!ありがとうございます! (2019年8月19日 9時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 咲希(ソヨン)さん» こんなコメント受け入れて下さりありがとうございます<(_ _)>私が見たのは12話辺りだったと思うんですけど、見返してみたら直ってましたので大丈夫です!(^^)更新頑張って下さい (2019年8月8日 1時) (レス) id: f15f360086 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!どの辺ですか…?教えていただけると嬉しいです! (2019年8月6日 9時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲希(ソヨン) | 作者ホームページ:
作成日時:2019年7月23日 14時