… ページ22
「はい、できたよ〜」
目玉焼きとパン、サラダのボウルを持っていくと、
既に座っていた和哉は嬉しそうに微笑み、いただきますと手を合わせた。
続いて自分の分を運び、私も食べ始める。
「学校、遅刻しないように行かなきゃね…
あ。制服とか家置いてきた…」
和哉「ん。近いからいいでしょ。」
私昨日何も持たず泊まりに来ちゃったんだ…
近いからいいって…そんな時間あるかな?
今は7時半。
幸い学校までは近いから、30分もあれば着く。
ということは8時までに支度を終わらせれば…
「ちょっとスピードアップするね、
朝ごはん食べたら私一旦帰らないとでしょ?
割と時間なかった。」
和哉「…休まないの?」
「ちゃんと行きます」
無遅刻、とまでは行かないけれど、
一応無欠席だからそこだけは守り抜きたい。
ああ、こんな時だけ変なプライドが働くのはなんでなんだろう。笑
そのあともねむそうな和哉を置いて朝ごはんを食べ終え、
少し洗面台を借りて後でね、と和哉の家を出た。
和哉もあのペースで間に合うかな?
ああ、そんなこと言ってられない。
急いで支度をして、和哉がいつ迎えに来てもいいようにと戸締りを確認していた。
164人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:咲希(ソヨン) | 作者ホームページ:
作成日時:2019年3月26日 13時