*＊私の恋愛日記＊*

9月16日 ページ43

今日はおやすみだから…会えない。

けど…やっぱラインがあるってだけで結構違う。


しりとりというグループで、“異性に言われたい言葉でしりとり”

発案者…というか、思い出して上原に送ったのはうち。

あいつがグループを作った。

メンバーは、未来、陽介、亜紀、雪香、上原、うちの5人だ。

まぁ、未来は参加しないで見てるだけだけど。

そんなこんなでそのグループは始まった。

けど、やっぱ来る人は来るけど来ない人は来ないんだな。

そして、上原が言い出し、“ウミガメのスープ”をやった。


とりあえずルール説明があり、ゲームが始まった。

だがな。

私は推理ものはそれほど得意ではない。

お陰でものすごい時間がかかってしまった。


“電話にする？”


急にそう、ラインが来て、驚いた。


親にバレると怒られるので、勉強に詰まったから外行って散歩してくる。と言って家を出た。


別に断ってもよかった。

けど…やっぱり断りたくないなって思って。


「もしもし…？」

「おー」

グループ通話が始まった。


雪香はおらず、未来は出たけど、買い物中だからすぐに切る、とのこと。陽介は、インターネットの接続が変で、電話ができないらしい。

うちは未来と上原と話しながら、近くの公園に行った。

生憎人は全然おらず、小学生の時よく遊んだ、遊具の下のところに腰掛けて。


少ししたら未来は切り、2人だけになった。

でもまだ通話は続く。

スマホから耳元に流れ込む上原の声がいつもと違うように聞こえて。


その後は、家に帰りながら通話して。


家に近くなったので、名残惜しかったけど、電話を終了した。


ラインって…幸せかもしれない、と本気で思った。

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