9月11日その1 ページ38
最近嬉しいこと…そう言われたら、うちは必ずこう言うだろう
学校で話す量がアップした、と。
「ね、ライン大丈夫だった?」
朝一で聞いた。
もう、怖かった。
あいつに限ってあるはずないと思う一方で、嫌われてしまっていたら…と考えると怖かったのだ。
しかし。
「あー何が?」
「え、親のに送っちゃったやつ…」
「あ、全然大丈夫。『恒星〜お友達からなんか来てるよ〜』でおわった。」
え、なんだったんだよ、うちの昨日の行動はよ。
「お前…あの心配を返せ。」
「は?」
きょとんとした上原に、昨日の様子を説明する。
「だから、雪香が、上原が親に内緒でなんかやってるって言ってたから、心配になったの!」
半ば、やけくそ気味だ。
後から聞いたところ、あいつは親に内緒で携帯を買ったらしい。
そしてすぐばれたらしい。
いや、こっそり買うものおかしくね!?と思ったのはここだけの話である(リア友もこれ見てるけど)
また、今日は塾の授業がない。
やったーと言いたいところだが、自習室へと向かう。
あいつがいるんじゃないかという期待を込めて。
行くと…やっぱりいた。
あいつがいるのはわかっていたことだ。
ラインで…
恒星:なんでそんなに謝ってんの?
和佳:だから!
なんかなっちゃったかなって思ったんだよ!(笑)
しょうがないじゃんw
和佳:今帰ってきたばっかりww
恒星:そーなん
俺は今から塾行くー
和佳:マジでーw
もう少ししたらいくかなw
あせヤバいもんw
チャリ?
ここまで打って、あ、と思い、付け足す。
和佳:行くなら返信不要だよー
彼からは、了解、というスタンプが送られてきた。
悪いことしちゃったかな、忙しかったかな、と考えてしまう自分が恥ずかしい。
…まあ、そんなこんなで塾に行って、勉強する。
ほぼ話さない。
だって、勉強しなきゃだし。
すると、上原に話しかけられた。
確か…先週の宿題だった…はず。
そして、紙に書いて渡して、帰りに、「お前いつまでいんの?」と聞かれた。
あいにく帰りは違うけど、結構幸せだと感じた
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リリィドール*元りりあーね*低浮上(プロフ) - 白雪杏奈さん» ありがとう! (2019年2月18日 21時) (レス) id: e60ca59755 (このIDを非表示/違反報告)
白雪杏奈(プロフ) - ホントだー読んでみる!(o^∀^o) (2019年2月18日 20時) (レス) id: b0400f18c5 (このIDを非表示/違反報告)
リリィドール*元りりあーね*低浮上(プロフ) - 夢ねずみさん» 恥ずいからやめてって… (2019年2月17日 22時) (レス) id: e60ca59755 (このIDを非表示/違反報告)
夢ねずみ(プロフ) - 唇はやばいね! (o^^o) (2019年2月17日 19時) (レス) id: e7d899f24b (このIDを非表示/違反報告)
リリィドール*元りりあーね*低浮上(プロフ) - 夢ねずみさん» やめて!?ガチ目に恥ずいから!! (2019年2月17日 19時) (レス) id: e60ca59755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリィドール | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/96d58ae6b81/
作成日時:2018年9月11日 21時