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そこから、田中くんの面白いエピソードとか、普段の私と美波の話とか、口が止まることなく本屋さんに着いた。




『おお、雑誌コーナー広い』

松村「深澤さんって雑誌とかって見るの?」

『うん。割と読むよ。』

松村「へぇ」




また、きっと20分か30分だったと思う。

お目当ての本を見つけたのかお会計をしてる松村くん。

ふと、レジ横にある謎のキーホルダーを見つけた。


へぇ、108円なんだ。わ、緑色の招き猫なんだけど。ちっちゃくて可愛い。

って、鈴が付いているそれをチリリン、と鳴らす。




松村「お待たせ」

『見つかってよかったね』

松村「うん。着いてきてくれてありがとう。」

『いいえ』




本屋さんを出てすぐに松村くんがあっと声をあげた。




松村「ごめん、ブックカバーつけてもらうの忘れてた」

『戻る?』

松村「うん。でも深澤さんはここで待ってて。すぐ戻るから。」

『分かった』




ほんとにすぐ、5分も経たずに松村くんは戻ってきた。




松村「帰ろっか」




ここから私の家まで歩いて30分ちょっと。

あっという間なんだろうなぁ。

そう思いながら帰り道を歩き始める。




松村「…ねぇ、これあげる」




もう外は真っ暗で、冬の風が吹いている。




『…あ、これ』




さっきレジ横にあった108円のキーホルダー。

若干松村くんに似てるなって思う。




松村「これ、なんか深澤さんに似てるって思った」



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設定タグ:松村北斗 , SixTONES , SnowMan   
作品ジャンル:恋愛
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つばさ(プロフ) - 今、こういった低評価で悩まされてる作者様が増えています。とても面白いのであまり気にせず更新して欲しいです。ちなみに7つめの原石…も読ませて貰ってます!七瀬様のペースでご無理なく! (2021年9月3日 16時) (レス) id: a84a28701a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七瀬 | 作成日時:2021年9月3日 0時

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