・ 014 ページ17
.
その日の夜、塾から帰ってくると同時にバイトから帰ってきたお兄ちゃんと鉢合わせる。
『あ!お兄ちゃん!おかえり!』
辰哉「ただいま。なんかあった?」
『あのさ、20分だけYouTube見させて欲しいの』
辰哉「いいけど、お兄ちゃんも一緒に見ていい?」
『もちろん!』
夜ご飯を食べて、お風呂に入って髪を乾かし終わったあと、お兄ちゃんの部屋に入ればお兄ちゃんが待ってくれてた。
『お兄ちゃん、お待たせ』
深澤「珍しいじゃん。AがYouTube見たいなんて」
『そうなの。あのね、このアーティストのこの曲を聴きたいんだけど…』
深澤「へぇ、Aこんなの聴くんだ」
『まぁ…』
.
.
途中でお兄ちゃんは飽きたのか寝始めちゃって。気付けば1時間が経っていた。
『やば、もうこんな時間…』
慌ててスマホを閉じて枕元の充電器にお兄ちゃんのスマホをさしておく。
『お兄ちゃんありがとう』
布団を跳ね除けて寝てるからそっと布団をかけて電気を消して部屋を出る。
自分も明日の準備をして布団の中に入って目を閉じながら考える。
『松村くん、ああいうの好きなんだ…なんか意外だなぁ』
あと感想も伝えなきゃな。なんて、明日を思ってワクワクしてる自分がいた。
.
393人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つばさ(プロフ) - 今、こういった低評価で悩まされてる作者様が増えています。とても面白いのであまり気にせず更新して欲しいです。ちなみに7つめの原石…も読ませて貰ってます!七瀬様のペースでご無理なく! (2021年9月3日 16時) (レス) id: a84a28701a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:七瀬 | 作成日時:2021年9月3日 0時