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「え、ずる!」
「景品あったならやったのに!」
「もっと早く言ってよ〜」
すると急に真面目な顔をした二宮先生がみんなを見渡して言った。
二宮「何か貰える、何かを得られる、それに向かってやるのもいいよ?でも、何も無くても解こうとする好奇心とか精神力がある奴こそ、将来成功するんだよ」
静かになって先生の話に耳を傾ける生徒たち。
二宮「やれと言われたことはやれ。やってから好きなことをしよう。何気ない事を何気なくこなそう。」
かっこいいなって思った。
二宮「以上、今日はこれで終わり。松村と深澤は俺のところ来るよーに」
丁度鳴ったチャイムにみんなが立ち上がって礼をする。
松村「チョコ、貰いに行こ」
『うん』
諦めかけた私だったからこんなラッキーなことないって嬉しくなって二宮先生の所へ行く。
二宮「偉いじゃん」
『えへへ』
松村「ありがとうございます」
二宮「勉強頑張れよ」
じゃっ、って言って教室を出た二宮先生。
松村「やったね。深澤さん甘いもの好き?」
『うん!』
美波「えぇ!チョコ!!いいなぁ…」
いつの間に起きたのか美波が不貞腐れてて可愛くて笑っちゃう。
『寝てたくせに〜』
美波「だって普段勉強頑張ってるもん!眠かったのぉ…」
まぁ、確かに美波チョコ好きだし、これ持って帰ったら照くんも喜ぶかな。
なんて思って箱ごと美波に渡す。
美波「え?!いいの?!」
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つばさ(プロフ) - 今、こういった低評価で悩まされてる作者様が増えています。とても面白いのであまり気にせず更新して欲しいです。ちなみに7つめの原石…も読ませて貰ってます!七瀬様のペースでご無理なく! (2021年9月3日 16時) (レス) id: a84a28701a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七瀬 | 作成日時:2021年9月3日 0時