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しげside
さっきの、神ちゃんの態度。
あれ、何？
どういうこと？
ハッとして、追いかけながら。
頭ん中で、
拗ねた可愛ええ顔と、
いじけた声が、
ぐるぐる回ってる。
「神ちゃん！どこおるん！」
こんなとこ知らんし。
走り回ってるうちに、迷子なりそう。
思てたら。
今朝方、降ったらしい雪が、
少しだけ溶け残った公園にたどり着いて。
そのブランコに揺られてる神ちゃんを見つけた。
「寒いやろ？あほやな」
俺のダウンジャケットをかけてやる。
「いい」
「なんでやねん。
風邪ひくで」
「しげが寒いやん」
「ええから。
神ちゃん、震えてるやんか」
がたがた震えてるから、
ほんまは抱きしめたいけど、
また怒られるやろなって。
ブランコの鎖握った手は、
赤くなってる。
「神ちゃん、
戻って、話そ」
「ううん。
もう話終わった」
「終わってへんやんか」
優しい言うてんのに、素直になられへんみたいや。
神ちゃんらしないな・・・
ほんま、どうしてんやろ。
「しげ、仕事やったんちゃうん？」
「そのまま、局でコメント撮りやってん。
すぐ終わった。
そしたら、神ちゃん、
照史と飯行ったて、マネに聞いて。
心配なって・・・」
「なんで俺が照史とご飯食べるぐらいで心配するん」
「そら。
照史とええ雰囲気ならへんかなって・・・」
「はあ？なんやそれ」
あ、いつもの調子、戻って来た。
ほっとする。
さっきから、神ちゃん、泣きそうやってんもん。
「神ちゃんは、
俺が智子を好きなんが、悲しいん？」
気になってたこと聞いたら。
「・・・そやったらあかんの？」
ますます拗ねてもうた。
「あかんことはないけど。
智子は神ちゃんやん？」
「違う。
俺やけど俺ちゃうもん。
俺はあんなふわふわしてへん」
「そら、そうかもやけど。
俺からしたら、智子も神ちゃんやで？
どっちもおんなじ神ちゃんやんか」
「・・・」
「神ちゃん、智子にやきもち妬いてたん？」
違う？
そやったら、天にも昇る心地やねんけど。
「そんなんちゃうっ。
しげはどうせ、
智子のまんまでおって欲しいんやろ？
俺なんかいらんねやろ？」
「そんなわけないやん」
「嘘や」
あー、もおっ。
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fool(プロフ) - フルムーンさん» はじめまして😍ありがとうございます💕そ きゅんきゅんしてもらえるのが一番嬉しいです💕もしよければ他の作品にも遊びに来て下さい💕涙なんて…もうありがたいしかないです💖 (2022年8月7日 19時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
フルムーン - 初めまして、コメント失礼致します。41歳にて、こんなにキュンキュン(古いかな(笑))切ない小説に出会えて、感激です。仕事の休憩中に少しずつ読んでいましたが、途中から涙が…。素敵な小説、ありがとうございました。 (2022年8月7日 18時) (レス) @page47 id: 764396ef65 (このIDを非表示/違反報告)
のん - エエやんけぇもめちゃめちゃ良い、、、、、、、好きすぎて死ぬ。。。。ｗありがとうございました！！！！！ (2021年1月15日 1時) (レス) id: 4a739d7eed (このIDを非表示/違反報告)
のん - やばいやばいやばいやばい死ぬほど好きです。私の推しCP通りすぎて私の妄想書き綴ったんかってほどに最高すぎる。ありがとうございました！！！！！！ (2021年1月13日 1時) (レス) id: 4a739d7eed (このIDを非表示/違反報告)
non west(プロフ) - 初めまして！ 恋のABOすごく楽しかったです。かみしげ大好きなので、是非�，領仄�けのお話読みたいです！ (2021年1月10日 21時) (レス) id: 6317775239 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年1月5日 20時
