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俺んこと、心配してくれてるみたい。
奮発して、個室の焼肉屋さん。
とりあえず、駆けつけ一杯で、乾杯。
照史はビールで、俺は甘いお酒やけど・・・
高いお肉は、やっぱし、
やらかくて、口の中で溶けてく。
美味しいけど、
しげも一緒が良かったなあって思ってまう。
しげ、まだ仕事あるねんて。
売れっ子やからなあ。
昔はあんなに俺の後、
追っかけてて、
途中からは並んで走ってきた。
それやのに・・・
今のしげは、
はるか彼方、
俺の手の届かへんとこまで、
行ってもうたみたいで寂しい。
「照史、もう平気やで。
あのチョコ、食べへんし・・・」
「うん。
その話と違うねん。
もんちさ、」
「うん？」
「悩み事あるやろ？
今日、戻れたのに、
めちゃくちゃ落ち込んでたやん？」
「・・・照史にはかなわんな」
「しげとなんかあったん？」
「キスした」
「それは知ってるで？」
「うん。
そんで俺・・・
しげを好きになってしもたかも」
意を決して言うたのに。
「そうなん？
良かったやん！」
照史は逆に拍子抜けしてる。
「なんでええねん。
男同士やのに」
「しげ、喜ぶやん。
ずーっと片想いしててんで？
神ちゃんかって、気付かへんわけやなかったやろ？
はよ自分も好きや言うてやりいや」
「それは無理」
「なんで？」
心底不思議そうに聞かれる。
女の子の俺に、
でれっでれしてた、
しげの顔が浮かんできて。
「しげなんか知らん。
あんなえろいやつ」
思わず、愚痴こぼしてた。
「えろい？
智子、襲われでもしたん？
まさかな。あのしげやし」
「風呂のぞいてきた」
「そんぐらいはそら、しげも男の子やもん」
「お尻も触ってきたし！
俺、めちゃめちゃ怒ってるねんから」
「あー、もう、可愛いもんやん。
許したり？」
「嫌。
しげなんか、嫌いやっ」
あかん。
照史相手やと、
ほんまのお兄ちゃんみたいに、
心許してしもてて。
ぽろぽろ泣けてきた。
「泣かんときって。
もんち、女の子の自分にやきもち妬いてんねんな」
図星さされて、なんもよう言い返されへん。
「どうせ、しげは、
男の俺は好きとちゃうねん。
あんなデレッデレして」
「もんち、一杯で酔うたん？
困った子やなあ」
照史が俺の頭をよしよししてくれた時。
突然、個室の襖がしゃっと開いた。
そこに立ってたんは、息切らした、しげ。
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fool(プロフ) - フルムーンさん» はじめまして😍ありがとうございます💕そ きゅんきゅんしてもらえるのが一番嬉しいです💕もしよければ他の作品にも遊びに来て下さい💕涙なんて…もうありがたいしかないです💖 (2022年8月7日 19時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
フルムーン - 初めまして、コメント失礼致します。41歳にて、こんなにキュンキュン(古いかな(笑))切ない小説に出会えて、感激です。仕事の休憩中に少しずつ読んでいましたが、途中から涙が…。素敵な小説、ありがとうございました。 (2022年8月7日 18時) (レス) @page47 id: 764396ef65 (このIDを非表示/違反報告)
のん - エエやんけぇもめちゃめちゃ良い、、、、、、、好きすぎて死ぬ。。。。ｗありがとうございました！！！！！ (2021年1月15日 1時) (レス) id: 4a739d7eed (このIDを非表示/違反報告)
のん - やばいやばいやばいやばい死ぬほど好きです。私の推しCP通りすぎて私の妄想書き綴ったんかってほどに最高すぎる。ありがとうございました！！！！！！ (2021年1月13日 1時) (レス) id: 4a739d7eed (このIDを非表示/違反報告)
non west(プロフ) - 初めまして！ 恋のABOすごく楽しかったです。かみしげ大好きなので、是非�，領仄�けのお話読みたいです！ (2021年1月10日 21時) (レス) id: 6317775239 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年1月5日 20時
