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* ページ48
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「康二と向き合って付き合おうって決めたり、目黒の話を聞いたり。それってさ、Aが自分で決めたことだろ?そこの部分は、お前自身で選んだんじゃん。」
" すげえことだよ。 "
そう言って笑うさっくんは、晴れた空みたいに眩しかった。
「って、ええ?!なんで泣くんだよ!?」
自分でも、無意識に涙が落ちていた。
頬を伝う温かい感触は紛れもなく目から零れたもので、ツーッと滑り落ちてそのまま地面にポツリ、と染みを作る。
『ごめ…、』
こんなつもりじゃなかった。
「ほーら、泣かないの。」
私の周りには、素敵な人で溢れているな、と。
身に染みて感じるようになったのは、数ヶ月の間で私のありふれた日常が変化したから。
感情が忙しい。
それでも、嬉しいとか、悲しいとか、苦しいとか、楽しいとか。
生きているからこその感情変化は、人間味があって嫌いじゃない。
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作者名:平野 頼凛 | 作成日時:2019年9月21日 13時