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週明け一発目の授業は、気分がのらなかったけど、幸いなことに選択授業なおかげで目黒も康二くんもいなかった。
一緒にいると、いっぱいいっぱいになってしまうから。
こんなこと考えてる時点で、いなくても考えているんだけど。
遥か彼方に飛んでいた私の意識を、元に戻したのは。
「ぴーっす!」
『うわ、びっくりした!』
この独特の挨拶に、大きな声はこの授業で仲良くなった人物。
『さっくん、おはよ。』
「元気でやんすかー?」
さっくんこと佐久間大介くん。
さっくんとは目黒も康二くんも交友を持つ。
もう、この人しかいないと思った。
『元気、じゃない。さっくんに相談したいことがあって…この授業のあとって…』
「空いてるよ?相談なんて珍しいじゃん、どした?」
『もう、自分でもよくわかんなくて…』
一人で抱え込むのは限界だった。
話を聞いてほしかった。
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作者名:平野 頼凛 | 作成日時:2019年9月21日 13時