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『あの、め、め?』


体温が私の隣から消えなくて、声をかける。



どうかこの胸の音が聞こえませんように、なんて。

今更乙女みたいなことを考える自分は気持ち悪かった。



「…こっち。」


何もなかったみたいに、車道側に目黒が立つ。


『…女の子扱い。』



声に出すつもりはなかった。
しまった、と気づいた頃には拾われてしまった。



「お前はいつでも女の子だよ。」




いつでも、っていつからなの。


隣にいた時間は誰よりも長いはずなのに、それを感じていない私はなんなの。






手が触れそうな距離で歩いていても、目黒の思考は一切読み取れなかった。




こんなに近くにいるのに。



康二くん、私、やっぱり無理だよ。


目黒と向き合うことが怖い。




再び無言のまま、スーパーへと足を運んだ。




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設定タグ:目黒蓮 , 向井康二 , SnowMan   
作品ジャンル:タレント
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作者名:平野 頼凛 | 作成日時:2019年9月21日 13時

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